人気ブログランキング | 話題のタグを見る

水芭蕉偵察へ・・・。

雪解けのこの時期、乗鞍高原では 観光地として欠かせない
作業があります・・・。

それは、乗鞍高原の春の観光の目玉! 「水芭蕉」の偵察です。
水芭蕉偵察へ・・・。_a0353718_13274413.jpg
もちろん、乗鞍高原の春の水芭蕉の偵察場所は一ノ瀬園地。
座望庵駐車場からキャンプ場方面に向かって、今回の偵察隊
5名がノシノシと歩いて行くと・・・、雪が無い! 
少ない!ではなくて、驚くほど無いのです ^^;;
これは例年の5月の風景です。雪不足の冬と知っていても、
本当にびっくりなぐらいです。

水芭蕉偵察へ・・・。_a0353718_13275112.jpg
そして、この時期、偵察隊が歩くと必ず出くわすのが「倒木」による 
とうせんぼ・・・。当然、ノコギリ乙女の登場です。刃物を持たせると、
俄然張り切るお姉さまたち・・・。

水芭蕉偵察へ・・・。_a0353718_13275417.jpg
キャンプ場を過ぎると、野鳥と出会える確率が高い区間があります。
今回は「ルリビタキ」の雌がいました。きっとブルーの色が綺麗な雄も
近くにいたのかもしれませんが、撮れたのは地味な雌のほうでした~。

水芭蕉偵察へ・・・。_a0353718_13275657.jpg
水芭蕉を見に来たはずでも、色々目に飛び込んでくるので、中々前に
進まない・・・。 「ウバユリ」の実の殻さえも、何だか芸術的に見えて
しまいます・・・。

水芭蕉偵察へ・・・。_a0353718_13275912.jpg
そして、今回一番の"びっくりぽん"は、これ~!!
野鳥「アカゲラ」の羽の残骸でした〜。きっと狐などに捕食された時の
ものだと、野鳥の先生Sさんに教えてもらいました。女性陣達だけでは、
「ホシガラス」の羽??と、勘違いして終わっていたかもしれません。
いつもながら先生に感謝です。

水芭蕉偵察へ・・・。_a0353718_1328630.jpg
そして、ようやく課題の「オソメジッケ」へ到着。
雪解けが早かったので、水芭蕉はチラほらと咲き始めていました。
今年は水芭蕉鑑賞のためのルート設定を変えようということで、
目安となるラミネート看板の設置箇所を確認しながら進みます。

水芭蕉偵察へ・・・。_a0353718_1328280.jpg
「オソメジッケ」特有の この赤茶色の土壌と 白い水芭蕉の苞の
コントラストが、と~~っても綺麗ですね。
咲いているのは、どれもまだ小さめですし、
竹の子のような芽もたくさん準備中ですから、
今年も水芭蕉群生地「白ずきんの郷」を大いに楽しめそうです。

水芭蕉偵察へ・・・。_a0353718_1328979.jpg
同じ時期に咲く「ショウジョウバカマ」も、少しだけピンクの花を
覗かせていました。 「リュウキンカ」と共に、これからモリモリ
咲いてくれるでしょう。

水芭蕉偵察へ・・・。_a0353718_1328111.jpg
高原全体で春先の水の量が少ない・・・という話を聞き、
水芭蕉の成長をとても心配していたのですが、
今のところ、大きな悪影響というものは感じることなく、
こうして綺麗に咲き始めている姿を確認できて、本当に良かったです。

水芭蕉偵察へ・・・。_a0353718_1328134.jpg
「オソメジッケ」を出ると、こんな風景が待っています。一ノ瀬園地の
広大な空間から見上げる乗鞍岳、残雪の時期ならではの美しさが
あります。

水芭蕉偵察へ・・・。_a0353718_13281582.jpg
大カエデがあるゲート口まで戻ってくると、ウラジロモミの上空に綺麗
な空が広がっていました~。 気持ちのいい春のお散歩でした。

水芭蕉偵察へ・・・。_a0353718_13281996.jpg
最後にもう1つ おまけが待っていました。
女将さんの手に蝶が止まって、しばらくご滞在 ^o^/
「エルタテハ」さんだったようです。
春先はちょっと模様の感じが違うようで、分かりませんでした。
こんな楽しい出会いも待っているかもしれません。


観光協会の「水芭蕉ガイドツアー」は、GWにあわせて
4/29(金)〜5/8(日)の間、毎日2回催行されます。
2時間ほどで、見頃の場所を案内してくれるので、安心してご参加いただけます。
4/23(土)から運行開始となる「乗鞍岳春山バス」とセットで
宿泊してお楽しみくださいね。
                                
               
                
                  
    
                       
 
by springbk2 | 2016-04-07 07:22 | お花 | Comments(0)