2016年 04月 14日
アラスカ遠征BCスキーツアー!!(スキー滑走編⑥)
だったのですが、このアラスカ・ヴァルディーズでのBCスキー
の仕上げとして、最後の数日で「ワーシントン・グレイシャー」上
に突き出るように聳えている無名峰と「ガールズ・マウンテン」と
言う山々を滑りに行ってみたのでした~。
「ガールズ・マウンテン編」です!!
落ちている「ワーシントン・グレイシャー」・・・。この氷河も、この
ヴァルディーズの象徴とも言える景色なのです。僕が9年前に
ここへ滑りに来た時は、経験も技術もなくて、この氷河の上を
歩いて渡ったりスキー滑走したりする事は、怖くて出来なかった
のでした・・・。 しかし今回は、機は熟したように思われたので、
このワーシントン・グレイシャーの氷河上を歩いて、奥に聳える
山々へと滑りに行ったのでした~!!
ヘリ発着所の辺りから登り始めていきます・・・。氷河に上がる
前の複雑に入り組んだ地形を越えるのが難しいと思われたの
ですが、そこへ上がっていくスノーモービルのトレースを辿って
行ったのでした・・・。 これがバッチリで、まさに思っていた所
へと導いてくれました。
三角に尖った山の頂です。ここから広大で真っ平な氷河の上
を歩いて登っていき最後は左に回りこんで山頂を目指しました。
スノーモービルのトレースを使って進んでいきます・・・。9年前
は全く無かったスノーモービルですが、現在はモービルの天国
のように縦横無尽にどこまでも走って行ってました・・・。いつも
どこかで「ヴィ~~ン、ヴィ~~~ン!!」というエンジン音が
ヴァルディーズの山々に響いていて、ちょっとウルさく感じて
しまう程でした・・・・。
アイゼン&ピッケルで詰めていったのでした~。 やはりピーク
を踏んでから頂からドロップ・インというのは、他のスポーツでは
感じられない達成感がありますね・・・。PJ=パウダージャンキー
のハズなのですが・・・、最近では「ピーク・ジャンキー」なのかも
知れません・・・。
この日も、ヤリました~!!
太陽は、やはり頭上には上がらずに、低い位置を東から南へと
グルッと移動しているのであまり明るくならずに、山々の陰影が
とても美しかったです!!・・・。
始まります~!! この無名峰もかなりスティープ&ディープ
で、右側の斜面は崖になってスッパリ切れ落ちているのですが、
ドロップ・イン!!
ですが、その後はロックバンドを抜けていく辺りからはかなり
イイ感じのパウダーでした~!!
先の見えない斜面で、思いっきりスピードを上げていくのは
ちょっと怖かったので、ロックバンドを無難に切り抜けてから
スピードを上げて一気に滑って行ったのでした~~。
で止まらずに繋げて、スピードに乗せて思いっきり滑ることが
できました~!! これがアラスカに来てから、ちょうど10本目
のスキー滑降となりました~!!!
近づいてきました・・・。 なので、ヴァルディーズでのBCスキーの
仕上げとして、このワーシントン・グレイシャーの上にある主峰の
「ガールズ・マウンテン」のスキー滑降を目指して、また次の日に
氷河の上までは同じトレースを辿って、登って行きました~・・・。
バックには、登頂&スキー滑降が出来た「パイソン峰」が、美しく!
そしてとてもカッコ良く真ん中に聳えていました!!・・・。あそこを
登って滑ったんだ!という感慨深い達成感が、パイソン峰を見る
度に湧き上がってきて、気持ち良かったです~。
左側にある、ここから見ると台形に見える「ガールズ・マウンテン」
へと、本当に広大で平坦な氷河の上を上がっていきました~・・・。
「ガールズ・マウンテン」という名前はいろんなところにありますが、
名前の由来は「女性が寝そべっている格好」なのだとか・・・。(?)
この台形の形からはそんな事は想像出来ませんが・・・。 どこが
頭で、どこがお尻なのでしょうか??・・・。 そんな事を考えながら
登っていたりしてました~・・・。
またアイゼン&ピッケルに装備を変えて、ラストの斜面を詰めて
いったのでした~・・・。
バックに流れる超巨大な氷河でも、名前がありません。それほど
このヴァルディーズでは氷河が珍しくなく、普通の地形なのです!
もうどこを見渡しても、氷河だらけでした!!・・・。
の山頂に到着しました~!! 今回もまた
ヤリマシタ~!!
この日は山頂でも、雲ひとつ無い快晴&無風で、最高でした!!
山頂でいつも食べる行動食は、「ブルーベリーベーグル」でキマリ
でした~~。 (6個いりで$2.5-ぐらいです・・・。)
一番最初に滑りに行った「Mt.ダイヤモンド」です~。見る角度で
山の形って、本当に変わりますね~・・・。
そして!!、今回は動画で
ドロップ・インですっ!!!
しかし、雪崩れた~。
残念ながら、1ターン目に足元から思いっきり雪崩てしまったので
その後岩の間はガリガリの斜面になってしまったので、僕の技術
では思い切ってタテに落として滑って行くことは出来ませんでした・・・。
ちょっと情けない、ちょっと残念な、「ガールズ・マウンテン」での
スキー滑降になってしまったのでした~・・・。
氷河を、出来るだけスピードに乗せて、出来るだけ大きなターンで!、
気持ち良く滑っていったのでした~!!
出来ないと思いながら、でも快楽には抗えないので、スピードに
乗ったまま、どこまでも落ちていったのでした~~。
バックには、クレバスがいっぱいの「ワーシントン・グレイシャー」
が、大迫力で見えていたのでした~~。
夕陽で少し色づいた「ガールズ・マウンテン」が見えていました・・・。
それを一眼レフカメラの超望遠レンズで撮影してみると、僕たちが
滑ったトラックが映っていました!真ん中のちょこんと尖った山頂
から真下滑って、真ん中の白くなったのが雪崩れの跡です!・・・。
そしてボウル状の氷河の上を右上から~左下へとシェプールが
繋がっているのが分かりますね・・・。 「あそこを滑ったんだ!!」
という感慨深い感情が、自分のシェプールが残っている山を見ると
フツフツと湧いてきます・・・。この瞬間も山スキーヤーにとっては
至福の時間なのです・・・。
もう少しだけ、続きます~~。