2017年 01月 12日
ワイン 431
造り手は、「M.シャプティエ社」です。 M.シャプティエ社は、1808年に
その時代にすでにボルドーと同じぐらいに名声が響いていたワイン産地
「エルミタージュ」に創業した、ローヌ地方を代表するワイナリーです!!
創業者は「ポリドール・シャプティエ」さんで、現在の当主は6代目になる
「ミッシェル・シャプティエ」さんが、家族経営のもとで、最高級の畑を守り
テロワールを尊重するワイン造りを行っています。そして、ミシェルさんが
醸造を手がけるようになってから、M. シャプティエ社のワインは大きく
発展して行きます!!
1つ目は、自然農法が流行るずっと前から「バイオ・ダイナミクス」を実践、
自社畑で生産されるワインはすべて公的に「オーガニック・ワイン」として
認められています。そして「テロワール」=その畑の個性や風土を最大限
ワインに発揮させるのです!! なのでシャプティエのワインは、究極の
畑ごとに分かれています。「パヴィヨン」、「バルブラック」、「ラ・モルドレ」
「エルミタージュ・レルミット」などです!!
2つ目は、その地域に最も適したブドウを100%し使用します。なので、
その畑では1つの品種のブドウしか栽培されておらず、その畑のワイン
は必ず1つのブドウ品種から造られるという「モノ・セパージュ」の哲学を
貫かれています!! このワインはシラー種100%で造られています。
3つ目は、醸造もなるべく自然な形で行い、培養酵母は一切使用せず、
全て天然酵母で発酵させると言う、とにかく自然派なのです!!
4つ目は、もちろん、新樽100%で熟成されているという事です!!
そんな感じで、M.シャプティエ社のワインは、徹底した究極主義の中で
造られるのです~~!!
また、ラベルの中に黒い点々の影が見られますが、これは「点字」です。
M.シャプティエのワインは、1995年ヴィンテージから、点字表記ラベル
を採用しているのです。これはシャプティエさんの友人に盲目のフランス
歌手がいらっしゃって、「いつもテーブルの上に、このワインがあることが
確かめる事ができれば。」と言ったことが、事の始まりだったらしいです~。