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ワイン 446

「カフェ・スプリングバンク」が春休みから営業再開してから、
一発目の「安旨ワイン探検隊」の出動要請がかかりました~。

今回のワイン「シャトー・ド・サントネイ、クロ・フィリップ・
ド・アルディ」2012年です~~。
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このワインは、フランスはブルゴーニュ地方にある「サントネイ」
地区で造られた、ピノ・ノワール種のワインです~。

造り手は「シャトー・ド・サントネイ」です。ブルゴーニュなのに
「シャトー」と名の付くこの造り手は、「クレディ・アグリコール」
と言うフランス大手会社傘下の会社です。「クロ・ド・ウージョ」や
シャロネーズにいろんな畑を持っていて、潤沢な資金を使って良い
ワインを最新の設備で造っているらしいです・・・。そして、なぜ?
「シャトー」の名前が付いているのか?というのは、この畑は元々、
ブルゴーニュ公国初代の公王「フィリップ・ド・アルディ」さんが
所有の畑だったからです!! そう!、このワインは公王所有の
畑だったところから生まれているのです!!

時は11世紀・・・。ブルゴーニュ公国はフランスとは別の国でした。
その時代、ワイン用に栽培されていたブドウは「ガメイ」と言う
ブドウ品種でした。しかしガメイ種は病気に弱く、その時代では
酸味が強いワインしか造れませんでした・・・。公王「フィリップ」
さんは1395年にガメイ種を植える事を禁止する「ガメイ禁止令
を発令!して、ガメイ種を南部の(現在のボージョレー地区に)
押しやってしまいました・・・。そして、ブルゴーニュの北部には
現在使われている「ピノ・ノワール」種を植えてワインの改革を
していったのでした~。この「ガメイ禁止令」が「フィリップ」
さんをブルゴーニュ・ワインの歴代の王の中でも有名にしている
のです~!!

ブドウは、カリテ・フランスと、テラ・ヴィテスという2つの協会
から認証を受けた「ビオロジック」という自然農法で栽培されて、
ワイン醸造は、全自動空気式圧搾機やオート・ピジャージュ機械
など最新の設備で造られます。そして、小さな木樽で熟成させる
らしいです・・・。

こんなに歴史ある畑のワインなのですが、なぜか価格は激安!!
2千円台で見つかるのです~!これを僕達「安旨ワイン探検隊」
が見逃すハズはありません~。 いざっ、オ~プンですぅ~~。
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このワイン、開けてスグはフレッシュな香りがグラスに広がって
きます~。酸っぱいラズベリー系の果実感と青芝のような感じが
します。味わいはちょっと酸味が強いですが、爽やかな若い感じ
がします。酸味以外は良い感じだと思いました~・・・。

こんな面白いワインを「カフェ・スプリングバンク」で飲んで
みませんか~?! 皆様のご来店お待ちしています~~。
よろしくお願いします~~。





by springbk2 | 2017-04-23 07:11 | お店からのご紹介 | Comments(0)