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アラスカ遠征BCスキーツアー!(ヴァルディーズ編)

「ヴァルディーズ」・・・。「VALDEZ」。
バックカントリースキーや、ビッグマウンテンスキーの雑誌の
フォトギャラリーなどを見ると、いつも必ず撮影場所に使われて
いる、アラスカのビッグマウンテンの聖地「ヴァルディーズ」・・・。

ハッチャー・パスで足慣らしを終えた僕たちは、今回の目的地
である、その「ヴァルディーズ」へと、車を走らせた・・・。

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アンカレッジから~ヴァルディーズまでは約500kmのドライヴ。
ハッチャーパス近くのパーマー周辺では、急峻な山々が見えて
いたのだが、グレン・ハウェイの分岐点である「グレナレン」へと
到着すると、辺りはもう地平線まで全く平坦な、広大な土地に
なっていったのであった・・・。 このリチャードソン・ハイウェイの
交差点で右へ曲がり、ヴァルディーズへと向かっていた・・・。


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上記の写真のグレナレンの交差点にある「HUB of ALASKA」という
ガソリンスタンドで給油する。アラスカでは集落と集落の間には
ガソリンスタンドは無く、給油をミスしてガス欠になってしまうと
取り返しのつかない事になるので、早め早めの給油を心がけて
おかなければならない・・・。 それは、アメリカでドライヴする
必須条件のようなモノだ。そしてアメリカのガソリンスタンドは
もちろん全てセルフである・・・。


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リチャードソン・ハイウェイに入ってスグの所に、ビューポイントが
あったので、少し立ち寄ってみると・・・、そこには、また超広大な
素晴らしい景色が、僕たち妄想スキーヤーの目の前に広がって、
僕たちの頭に開いた風穴を、何かがヒューヒュー!と音を立てて
抜けていったのであった・・・。 後に残ったのは、アドレナリンの
搾りカスだったのだろうか?!・・・。

これが、13,000,000エーカー以上の!広大過ぎるアメリカ最大
の国立公園、「ランゲルー・セントエライアス国立公園」である!!
山は、左から、Mt.サンフォード、Mt.ドラム、Mt.ランゲルー、で
約4000mの山々だ。 写真では近そうに思えるかも知れないが、
僕たちのいる所から、120km以上も離れているのだ! なので
あの山までは、歩いて1週間~10日間もかかる程遠いのだ!!


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リチャードソン・ハイウェイを1時間以上も走っていくと、急峻な
山々の間を通り抜けて行き、ヘリスキーカンパニーとしてあまり
にも有名過ぎる「VALDEZ Heli Ski Guids」の「セイナロッジ」
に到着した。 故ダグ・クームスが創業したヘリ・カンパニーで
数々の有名なプロライダーのフィルムでもご用達なのだ!!
もちろん、日本のプロライダーの人たちも使っているのだ。


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受付&ショップのオフィスを、ちょっと冷やかしに訪ねてみた・・・。
受付のブロンドのお姉さん、キレイだったなぁ~・・・。ここ最近の
ヴァルディーズ周辺の雪の事や、その他いろいろ聞いてみたら、
何と!この「VALDEZ Heli Ski Guids」も、昨日からオープン
したばかりだそうだ!・・・。 ヘリスキーのシーズンはこれから
なんだそうな・・・。


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この日は移動日で、しかも天気は曇り空・・・。 なので、僕たちは
このトンプソン・パスを越えてヴァルディーズの町まで下りていった。
トンプソン・パス周辺では雲の間から陽の光が射してきて、幻想的
な光景を魅せてくれたのであった~。 明日からここでBCスキーが
始まるかと思うと、ドキドキ&ワクワクで落ち着かない感じだった。


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原油を運ぶトランス・アラスカン・パイプラインの終着点であり、港町
である「ヴァルディーズ」の町に到着。 どんより曇りなのと、完全に
オフシーズンの冬なので、ハーバーには誰もいない・・・。 そして冬
なのに、とても暖かくて海が凍っていなかった・・・。前回の9年前に
来た時には、マイナス20℃以下で海も完全に凍りついていたのだが
今回は日本で見る普通の海と同じだった。 これも地球温暖化の
影響なのだろうか?!・・・。


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そして、町の中でも歩いている人は一人もいない・・・。ヴァルディーズ
は1時間ほどで一周出来るぐらいにとても小さな町なのだが、寒さの
せいなのか、移動はみんな車である。 歩いているのは僕たちだけ
だったので、車の人から変な目で見られていたかも・・・・。


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ハーバーには、野良ウサギがいた!!・・・。こんなに寒いのに!
それも結構たくさんいた・・・。 モフモフだった~。


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ヴァルディーズの町のセイフウェイで食料を買い足して、そしてまた
トンプソン・パスへと戻っていった。 2月はまだ日が落ちるのが早い
のでスグに暗くなってしまう・・・。しかし空は晴れてきていて、少しだけ
青空が見えてきて明るくなってきていたのであった~・・・。 オトコ2人
なのだが、こんな真っ白な中で一夜を過ごすのも、とても幻想的だ~。

と言っても、そんな間違いは起していない。たぶん大丈夫だ、と思う・・・。


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夕食を作って食べた後は、コーヒーやビールをゆっくりと飲みながら
地図を見て、明日からのBCスキーの作戦会議・・・。

次回から、いよいよヴァルディーズでのスキー滑走編が怒涛のように
続くっ!!
                  
                  

by springbk2 | 2016-03-28 07:31 | アウトドア | Comments(0)