2016年 03月 28日
アラスカ遠征BCスキーツアー!(ヴァルディーズ編)
バックカントリースキーや、ビッグマウンテンスキーの雑誌の
フォトギャラリーなどを見ると、いつも必ず撮影場所に使われて
いる、アラスカのビッグマウンテンの聖地「ヴァルディーズ」・・・。
ハッチャー・パスで足慣らしを終えた僕たちは、今回の目的地
である、その「ヴァルディーズ」へと、車を走らせた・・・。
ハッチャーパス近くのパーマー周辺では、急峻な山々が見えて
いたのだが、グレン・ハウェイの分岐点である「グレナレン」へと
到着すると、辺りはもう地平線まで全く平坦な、広大な土地に
なっていったのであった・・・。 このリチャードソン・ハイウェイの
交差点で右へ曲がり、ヴァルディーズへと向かっていた・・・。
ガソリンスタンドで給油する。アラスカでは集落と集落の間には
ガソリンスタンドは無く、給油をミスしてガス欠になってしまうと
取り返しのつかない事になるので、早め早めの給油を心がけて
必須条件のようなモノだ。そしてアメリカのガソリンスタンドは
もちろん全てセルフである・・・。
あったので、少し立ち寄ってみると・・・、そこには、また超広大な
素晴らしい景色が、僕たち妄想スキーヤーの目の前に広がって、
僕たちの頭に開いた風穴を、何かがヒューヒュー!と音を立てて
抜けていったのであった・・・。 後に残ったのは、アドレナリンの
搾りカスだったのだろうか?!・・・。
これが、13,000,000エーカー以上の!広大過ぎるアメリカ最大
の国立公園、「ランゲルー・セントエライアス国立公園」である!!
山は、左から、Mt.サンフォード、Mt.ドラム、Mt.ランゲルー、で
約4000mの山々だ。 写真では近そうに思えるかも知れないが、
僕たちのいる所から、120km以上も離れているのだ! なので
あの山までは、歩いて1週間~10日間もかかる程遠いのだ!!
山々の間を通り抜けて行き、ヘリスキーカンパニーとしてあまり
にも有名過ぎる「VALDEZ Heli Ski Guids」の「セイナロッジ」
に到着した。 故ダグ・クームスが創業したヘリ・カンパニーで
数々の有名なプロライダーのフィルムでもご用達なのだ!!
もちろん、日本のプロライダーの人たちも使っているのだ。
受付のブロンドのお姉さん、キレイだったなぁ~・・・。ここ最近の
ヴァルディーズ周辺の雪の事や、その他いろいろ聞いてみたら、
何と!この「VALDEZ Heli Ski Guids」も、昨日からオープン
したばかりだそうだ!・・・。 ヘリスキーのシーズンはこれから
なんだそうな・・・。
このトンプソン・パスを越えてヴァルディーズの町まで下りていった。
トンプソン・パス周辺では雲の間から陽の光が射してきて、幻想的
な光景を魅せてくれたのであった~。 明日からここでBCスキーが
始まるかと思うと、ドキドキ&ワクワクで落ち着かない感じだった。
である「ヴァルディーズ」の町に到着。 どんより曇りなのと、完全に
オフシーズンの冬なので、ハーバーには誰もいない・・・。 そして冬
なのに、とても暖かくて海が凍っていなかった・・・。前回の9年前に
来た時には、マイナス20℃以下で海も完全に凍りついていたのだが
今回は日本で見る普通の海と同じだった。 これも地球温暖化の
影響なのだろうか?!・・・。
は1時間ほどで一周出来るぐらいにとても小さな町なのだが、寒さの
せいなのか、移動はみんな車である。 歩いているのは僕たちだけ
だったので、車の人から変な目で見られていたかも・・・・。
それも結構たくさんいた・・・。 モフモフだった~。
トンプソン・パスへと戻っていった。 2月はまだ日が落ちるのが早い
のでスグに暗くなってしまう・・・。しかし空は晴れてきていて、少しだけ
青空が見えてきて明るくなってきていたのであった~・・・。 オトコ2人
なのだが、こんな真っ白な中で一夜を過ごすのも、とても幻想的だ~。
と言っても、そんな間違いは起していない。たぶん大丈夫だ、と思う・・・。
地図を見て、明日からのBCスキーの作戦会議・・・。
次回から、いよいよヴァルディーズでのスキー滑走編が怒涛のように
続くっ!!