人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ワイン 435

今年の冬は極端な天候が多くて、標高の高いアルパインエリアでは
雪の不安定さが続いています・・・。なので、バックカントリースキー
で滑るのが難しいです・・・。なので、ここは落ち着いて、ワインでも
飲んで考えたいと思います~~。

「ブルゴーニュ、マシャール・ド・グラモン」2014年です~~。
ワイン 435_a0353718_10192111.jpg
このワインは、フランスはブルゴーニュ地方広域で造られている
ピノ・ノワール種のブドウで造られたワインです・・・。

造り手は「マシャール・ド・グラモン」です~。このドメーヌは
1963年に先代のアルノー・グラモンさんが設立しました。現在は
2代目の「アルバンとアレクシ・グラモン」さんが経営されている
のです。このドメーヌ「マシャール・ド・グラモン」を語るときに
絶対に書かなければならないのは!、彼らが所有している1級畑の
「レ・ゴーディショ」のことです!!

この「レ・ゴーディショ」という1級畑は、ブルゴーニュの最高の
畑が並ぶ「ヴォーヌ・ロマネ」村にあります。超が付く程の特級畑
「ラ・ターシュ」と「ラ・グラン・リュ」に挟まれている極小の区画
です。この「レ・ゴーディショ」は元々は比較的大きな畑だったの
ですが、世界最高のワインである「ロマネ・コンティ」を造っている
「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」社がどうしても欲しがった為
1923年に裁判を起します!・・・。そしてフランスの裁判所の判断は、
「レ・ゴーディショ」の畑の区画のほとんどを「ロマネ・コンティ」
の保有していた「ラ・ターシュ」へと組み入れることを認める!と
いう判決だったのでした。これによって今までの「レ・ゴーディショ」
はDRC社の「ラ・ターシュ」となってしまい、端っこに1部分だけ
残る形となったのでした・・・。

ラ・ターシュとラ・グラン・リューにはさまれたゴーディショの畑

「ラ・ターシュ」に組み込まれなかった「レ・ゴーディショ」の畑は

端っこの3つの飛び地になってしまったので、とても小さな区画畑に

なったのですが、DRCの「ラ・ターシュ」よりも超レアなワインと

なっているのです!!・・・。「もし出会えたら飲んでしまうべき!」と

ワイン専門家が発言するぐらいなのです~~。


この「マシャール・ド・グラモン」のブルゴーニュに使用されている

ブドウは、マルサネ村の「ル・シャピトル」と言うこれまた小さな畑

の樹齢60年以上の古樹です! それをセメントタンクとオーク樽内で

発酵。その後13ヶ月の熟成が成されます・・・。



「レ・ゴーディショ」は、また謎の提供者さんにお願いするとして、

今回はこんな名門ドメーヌの古典的ブルゴーニュを頂きました~!

もちろん「レ・ゴーディショ」を連想しながら、オ~プンです~。

ワイン 435_a0353718_10193383.jpg
このワイン、開けてスグからとってもエレガントな香りがグラスに
広がってきます!! まるで酸っぱいイチゴ畑です! その中にも
森林浴のような複雑さがあります。味わいは一切の甘みは全く無く
ソリッド! それでいてとても滑らかです~。古典的ブルゴーニュ
の感じ満点のワインでした~~。

こんなワインは「カフェ・スプリングバンク」でいかがですか~?
ご来店お待ちしています~~。 よろしくお願いします~~。





by springbk2 | 2017-02-12 07:34 | Comments(0)