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奥只見一周自転車ツーリング!!(その①)

ついに!、今年もこの季節がやってきてしまったのだった!!・・・。
悪い事が起こりそうな予感100%な「ジョーズのテーマ」が聞こえて
きそうな感じで、Mr.C と共に限界のその先までペダルを漕ぎまくる
自転車ツーリングの時が、キテしまったのだった!!・・・。

そして今年はついに!、走行距離=200km以上、獲得標高差3000m
の、自分達の限界に挑戦してしまったのであった!!・・・。 これは
Mr.C の夢の一つでもあったらしい。なので、去年は標高差3300mを
とりあえず越えてみたので3000mはクリア。そしていよいよ今年は
自分達の限界だと思われる、走行距離=200km以上、得標高差3000m
へと挑戦してみたのであった~!!

コースは、もう去年の段階から構想を練っていた「奥只見一周コース」だ。
このコースは、前半の九十九折の激坂ヒルクライムや、後半のロング
高速ダウンヒルもあり、道のコンディションが悪い上に、一度スタート
したら後戻りも出来ない、覚悟を要求される試練のコースなのであった!

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またもや、まだ真っ暗闇な深夜12:30に乗鞍を出発・・・。松本市某所で
Mr.C と合流して一路魚沼市を目指して車を飛ばす・・・。そして、魚沼市
の「道の駅・ゆのたに」で自転車ツーリングの用意をして、まだ真っ暗
なAM5:20にスタートを切っていったのであった・・・。

今年の奥只見一周コースは、魚沼スタートで→樹海ライン→奥只見湖、
→檜枝岐・尾瀬→伊南→南郷→只見→入広瀬→魚沼ゴール!と、今まで
でも一番厳しいコースになるのであった・・・。
が、しかし、今年も
行くしかない!!!


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走り始めてスグに、向かう先の空が薄っすらを明るくなり、キレイな
朝焼けが空全体に滲んでいったのであった~。しかし、スタート時の
最大の敵なのは激寒い気温で、この時の気温も3℃!!・・・。自転車で
走ると体感温度はさらに低くて、全然朝焼けを楽しんでいる状況では
無かったのであった・・・。とりあえず先を急いでいった。

毎年の事ながら、このスタート時には「よし!やったろう!!今年も
限界のその先までペダルを漕ぎまくってやろうっ!!」と気合十分な
感じと、「果たして今回は生きて帰ってくる事が出来るのだろうか?」
という際限ない不安感が、僕たちの心の中でグルグルと渦巻いていた
のであった・・・・。


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「樹海ライン」を進んでいくと、スグに激坂の登攀が始まった!!
この頃になると、陽も上がってきて登り坂なので、暖かくなって
きていた・・・。バックに美しく聳える山は「八海山」だと思う・・・。

ここは、自転車ヒルクライム界では有名なコースらしいのだ・・・。
だからMr.C はここへ来たかったんだな・・・。でもヒルクライムが
ヘタれな僕には厳しすぎる登攀なのであった・・・。枝折峠に上がる
魔女の三段腹」という名前のついた最後の超激坂があり、魔女に
僕の体力は出だして奪われてしまったのであった・・・。。。


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魚沼をスタートしてから1時間半もかかって「枝折峠」に到着した!!
すでに標高差1000mほども一気に登ってきてしまっていたのだ!・・・。
しかし僕達は、今回はここでゆっくり景色を楽しんで観光をしている
時間は全く無かった。 エナジージェルでカロリー補給をしてスグに
ダウンヒルをスタートさせていったのであった~!!


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枝折峠から~銀山平までのダウンヒルは、真っ白な濃霧の中での
先の見えない、霧で路面がとてもスリッピーな恐怖のダウンヒル
となってしまったのであった!・・・。 なので、思ったよりも全然
スピードが出せなくて、距離を稼ぐ事が出来なかったような感じ
だった・・・。 出だしの1/10で早くも焦りが出てしまう・・・。

この奥只見コースの山道には、スノーシェードがたくさんあった。
冬はとてつもない程の雪が降り積もるのだろう・・・。でも、この
樹海ラインは、そもそも冬は通行止めだと思うのだが・・・。


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銀山平の平坦なストレートを、奥只見湖へと向かって突っ走る!!
太陽の日が山肌に当ってきて、ようやく霧が少しずつ晴れてきた。


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そして、奥只見湖セクションを走っていく。 ルート図で見るとこの
セクションは少し下り基調の快適なルートのハズだったのだ・・・が!、
奥只見湖セクションの道が、乗鞍のスーパー林道よりもガタガタで
悪くて石や砂利だらけ、そして沢から溢れた水が流れていて路面に
川が流れているようになっていてスリッピーで、川のたびにブレーキ
かけなければならず、全くスピードに乗れなくて、今回でも一番の
ストレスフルなセクションだったのであった・・・。

ここでも、また予想外のコース状況だったので、時間がどんどんと
過ぎていくばかりで、焦りが大きくなっていくのであった・・・。


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しかし、そんなストレスフルな奥只見湖セクションだったのだが、
紅葉はまあまあキレイなのであった・・・。 でも、乗鞍高原の紅葉
を見ている僕は、やはり乗鞍高原や北アルプスの紅葉の方が美しい
と思うのであった・・・。


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奥只見湖畔の樹海ラインにも、2つの小さな峠がある。1つ目は
「恋ノ岐乗越」で、2つ目も同じような名前の「恋ノ岐出越」だ・・・。
それぞれに6kmぐらいの登りなので、サクッと越えて行きたいの
だが、ここまでず~~っと峠道ばかりだったので、まだ行程では
1/5なのに、少しずつフトモモさんに異変が来ていたので、スグ
には登れなくなってきていたのであった・・・。僕達の心の中の焦り
は、だんだんと大きくなってきていたのだった・・・。


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そして、この橋を越えたら「福島県」に入ったのであった~!!
ここからが、この奥只見一周ルートのハイライトとなる「沼山峠」
への登攀が始まるのだった。 奥只見1周ルートは、前半の1/5に
登攀の殆どが集約されていて、標高差は2400mになるらしい!!
そして、ここまでの行程でいつもと同じ問題が出てきていた!・・。
それは!、
基本的に最奥地の山の中なので、コンビニはおろか、商店でさえ
何も、1店たりとも無かったので、補給が全く出来なかったので
あった!!・・・。少しずつハンガーノックの症状が出始めていた
のだが、どうすることも出来ない!!・・・。この沼山峠を越える
しか無いのであった~・・・。


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その後の、このコース最大であり最高地点の「沼山峠」への登攀は、
完璧にカロリー不足のハンガーノックになってしまって、前半の
「枝折峠」でのスピードは無くなり、もうインナー×ローでヘロヘロ
と少しずつ上がるしかなかったのであった・・・。僕は、頭がクラクラ
していて、息も吸えないような感じで、非常に苦しかったのであった・・・。
それでもMr.C はヒルクライマーの羽根を羽ばたかせて颯爽と登って
いったのであった~。もぅ、本当にスゴイですぅ~・・・。


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永遠とも思われた「沼山峠」の御池駐車場へのヒルクライムを、何とか
こなして、生きて辿り着けた時には、僕の中には安堵と、ここはまだ
奥只見1周コースの1/4しか進んでいないという大きな不安が広がって
いたのであった!!・・・。この時点で時間はもう6時間近くもかかって
いて、11:30ぐらいだったのだ!!・・・。 残りはまだ140kmぐらい
も残っているのだ!!・・・。

果たして、この奥只見1周ルートをワンデイで走りきって無事に帰る
事が出来るのだろうか?!・・・。
その②へ続くっ!!・・・。






by springbk2 | 2017-10-30 07:43 | アウトドア | Comments(0)