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ワイン 487

初夏のように暑くなったと思えば、次の日にはマイナス気温になったり、
気温も天候も激変の今週でしたが、そんな中でも「安旨ワイン探検隊」は
またワインを飲んじゃいました~~。

「ヴォータノ・ワイン、ピノ・ノワール」2015年です~~!!
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このワインは、長野県塩尻市の「洗馬」というところで造られた
ピノ・ノワール種のワインです~~。

造り手は、孤高の造り手「ヴォータノ・ワイン」の坪田満博さんです。
坪田さんは神奈川県生まれで、東京都内の設計事務所に勤めていて
建築コンサルタントとして働いていたのですが、39歳の時に飲んだ
イタリアンワイン「バローロ」の美味しさに衝撃を受けて、いつしか
「自分でワインを造ってみたい!」と思うようになったらしいです!
やがて、お子さん達が社会人になった頃、坪田さんは栃木県足利市
にある「ココファーム・ワイナリー」を訪れて、ワイン造りを学び始め
ます。 「ココファーム・ワイナリー」は、知的障害者入所更正施設の
「こころみ学園」の園生の自立を目的にしたワイナリーがあるのです。
当時「ココファーム」では、醸造責任者「ブルースガットラブ」さんや
あの「曽我貴彦」さんも働いていらっしゃっていて、当時からすでに
品質の良いワインが創られていました。坪田さんは「ココファーム」
の門を3回も叩いて働かせてもらうようになりました! そして、
「ココファーム」園内の生徒さんと寝食を共にし、栽培は曽我さんに、
ワイン醸造はブルースさんに教わっていきました。そして坪田さん
は捜し求めていた土壌の畑を塩尻市洗馬に見つけ、「ココファーム」
の研修を終えた2002年に自分自身のワインを造るために自分の畑
でブドウ栽培を始めたのでした~。その後5年の間、愛でるように
ブドウを育て、自然と共に生き、カラスや虫や蜂などの天敵と戦い、
ブドウの一粒一粒に愛情を注ぐようにして栽培していき、ようやく
2007年に委託醸造で自分のワインをリリースされたのでした~!!
そして、2012年からは自社工場でワインの醸造を始められているの
です~~。

1.2haの小さな小さな畑には、シャルドネ、甲斐ブラン、ピノ・ノワール、
カベルネ・ソーヴィニョン、ソーヴィニョン・ブラン、ケルナー、シラー、
メルロー、カベルネ・フランなど、実に多彩なブドウ品種が植えられて
います。そしてもちろん!、「バローロ」のブドウ品種ネッビオーロも
植えられているようです~!! 坪田さんは畑を全て1人で見て回って
ブドウを育てていらっしゃるようです~~。

生産量が本当に少ない、坪田さん渾身のワイン「ヴォータノ・ワイン」!
そして僕達が去年の秋にヴォータノ・ワインのワイン造りのお手伝いを
したのが、このピノ・ノワールだったのです!!なのでピノ・ノワール
は僕たちが一番飲みたかった品種です! 2015年のピノ・ノワールは
あまり出来が良くなかったようですが、今回は一気にテイスティング
していきました~~。いざっ、オ~~プンですぅ~~!!
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このワイン、とても複雑な香りと味わいがします。ピノ・ノワールとは
思えないような感じで、生木のような香り、古い書物、おかくず、麝香、
ハーブやスパイスのような香りもあり、とても面白いです! 果実感は
あまり無く、とても複雑ですが濃縮感もあり、非常に美味しかったです。

この「ヴォータノ、ピノ・ノワール」2015年は、出来が悪かったようで、
坪田さんは、これでは販売出来ないかも?と思っていたらしいです・・・。
しかし、ワイン醸造してボトリングしてから3年経って、開けて飲んで
みると、意外に美味しく仕上がっていたので、今年になってリリース
されたのでした~~。でも極少の本数なので、もう見つからないかと
思います・・・。

でも!!、
この「ヴォータノワイン、ピノ・ノワール」は、「ペンション・カムス」で
取り扱っています!! もし飲みたい方があれば、カムスにお泊りの時
に飲んでみて下さい~~。よろしくお願いします~~。





by springbk2 | 2018-03-17 07:05 | お店からのご紹介 | Comments(0)