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スティープスキーキャンプ in ウィスラー!(滑走編③)

僕たちは、だた滑りたいと言うピュアな欲望に突き動かされて、この地
カナダ・ウィスラーまで来た。他人に「なぜ・そこまでして滑りたいの?」
と聞かれても、自分でも分からない・・・。それは、生命としての征服欲の
表れなのか?!・・・。それとも自分の技術の限界に挑戦してみたいという
フロンティアスピリッツなのか?!・・・。それでも、1つだけ分かる事は、
この身体の奥底から湧き上がる「滑りたい欲求」は、その情熱が本物だと
いう事なのだ・・・・。


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雪と雲のホワイトアウトで早くも半分の2日間が過ぎていったのだが、
3日目の朝、ついにその瞬間はキタ!!・・・。朝イチのウィスラー側の
リフトに乗り込んだ時から、頭上の空は突き抜けるような青空だった
のだ!!・・・。この青空を僕たちは待っていたのだ!!・・・。朝イチの
込み合うゴンドラに乗り、急いで天国へ繋がるリフト「ピークチェア」
に並んで、ウィスラー・マウンテンのピークへと上がって行ったので
あった~!!


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ウィスラーのピークからは、素晴しい景色も見る事が出来た~!!
AM君は初めての海外スキーだったので、やはりこの景色には感動
していた。 しかし!、肝心のウィスラーのシンボル的な山である
「ブラックタスク」は、真ん中右に湧いていた雲によって遮られて、
結局見る事は出来なかったのであった~・・・・。残念!!・・・。人間、
全てを一気に手に入れることは、なかなか出来ないモノである・・・。


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しかし、素晴しい青空の快晴なので、この日は斜面が良く見える!!
これまでの2日間は雪と雲のホワイトアウト状態の中を滑っていたので、
この日は快晴のコンディションの中、これまでのフラストレーションを
吐き出すかのようにして思いっきりスピードに乗って滑っていったり
雪庇からドロップインすることが出来たのであった!!・・・。

足慣らしもせずに、この日1本目はピークチェア左の巨大な雪庇の脇
からドロップインだ!!! (ここのドロップインはコレでもシングル
ブラックダイヤモンドだった・・・。日本だったら確実にロープを張って
立ち入り禁止のハズ・・・・。)


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大きな雪庇の脇から一気にドロップインして、まるで崖のような
ボコボコの斜面でフォールラインにスキーを向けてターンしていく
AM君なのであった!!・・・。

その後僕も、他のカナディアンローカルスキーヤー達もどんどん
飛び込んでいくので、それにつられて僕も何とかコケないように
ドロップインしていったのであった~~。



「ウエスト・サークワァー」
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その後は、やはりAM君のダブルブラックダイヤモンドコレクション
にお付き合いすることになっていったのであった~!!・・・。この日
1本目のダブルブラックダイヤモンドコースは、ウィスラーピークの
スキーヤーズライトへ回り込んだ所にある「ウエスト・サークワァー」
である。


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この「ウエスト・サークワァー」のエントリーは右へ回り込むと簡単なの
だが、AM君はわざわざ左のリッジのからドロップインするらしい!!
彼の挑戦は留まるところを知らないらしい!!・・・。

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ドロップ・インだ!!!
直後の1~2ターンはまるで崖のようなセクションなのだが、AM君は
全く臆する事無く落ちていくかのようなライディングを魅せてくれた
のであった~!!

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そして途方もないスピードで一瞬にして豆粒になっていくAM君を追って
僕も何とか滑っていったのであった~・・・。この画像の上の尖った岩峰の
右側からドロップインして滑るこの「ウエスト・サークワァー」のコースは、
その後も約40℃ほどの斜面が続くので、フトモモさんに厳しいコース
なのであった・・・。

そして、朝はあれだけ快晴の青空だったのに、昼前にはもうすでに雲が
出てきてしまったのであった~。青空が広がったのは半日だけだった・・・。


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「ウエスト・サークワァー」の前半を滑った後に、ウィスラーボウルと
ウエストボウルの間のリッジへと回りこんで、もう一度崖のような
コースへのドロップインをした!! どこまでも貧欲なAM君なので
あった!!・・・。

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そして、硬くボコボコの斜面なのにも関わらずチカラ強いターンを
キメて、まるで良さそうに思えるほどのスプレーを上げていって
くれたのであった~!! 


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中央左の峰からドロップインする「ウエスト・サークワァー」のコースから
中央右の岩のリッジを通過して、ウィスラーボウル下部まで下りて来た!
いつもウィスラーに来るたびに思うのだが、このルーティンのコースは、
本物のエキスパートスキーヤーのためのスペシャルなコースだと思うので
あった!・・・。



「サークワァー」
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ウエスト・サークワァーの後は、いよいよウィスラーピークの最難コース
「サークワァー」へ突入していった!! ここの斜面には「クーロワール」と
この「サークワァー」の、雪庇と崖ばかりの2つのエントリーがあるのだが、
AM君はこれを全て制覇してしまいたいらしいのだ!!

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しかし、この「サークワァー」のエントリーには、雪で繋がっている
コースがあった・・・。これは今までのダブルブラックダイヤモンドの
中では一番簡単なエントリーになっていたと思う・・・。このコース
でも巨大な雪庇からのドロップインだと思っていたのに、これでは
AM君が納得しないのでは?・・・。しかし、安全運転第一スキーヤー
である僕には優しいダブルブラックダイヤモンドだったのであった・・・。
そして当然、このロープを外れたりコケたりすると命の保障はない
ほどの危険な箇所なコースなのであった~~。


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それでも、エントリー以外は約40°ほどのパウダーの超急斜面!! 
ここがボコボコのカチカチだったら、僕は到底歯が立たなかったの
かも知れないが、何とかスプレーを上げながら滑って行くことが
出来たのであった~・・・。


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そして「サークワァー」でのAM君のパウダーライディングが炸裂!・・・。
僕はここまでで何回もコケてしまったのだが、彼はハードなバーン
にも関わらず全くコケないのであった~・・・。僕の安全第一スキーの
お株を奪うような感じだった~~。


この3日目は、さらに後半へと続いてしまうのであった~・・・。




by springbk2 | 2018-04-19 07:31 | アウトドア | Comments(0)