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ワイン 517

ここ最近は、K8が購入してきたオールドボトルのテイスティングが
続いていますが、オールドヴィンテージワインの秘境探索はまだまだ
続いていきます~!!

「シャトー・デュドン」1989年です!!
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このワインは、フランスはボルドー地域の、ボルドー市内から南東へ
行った所、ソーテルヌ地区とグラーヴ地区の間にあるボーレック村に
ある「シャトー・デュドン」のワインです。(ソーテルヌにも全く同じ
名前のワインがありますが、コチラは違う赤ワインです・・・)

この「シャトー・デュドン」は、ボルドー第2級の「グリュオー・ラローズ」
のオーナーである「ジャン・メルロ-」さんが所有するシャトーです!!
「シャトー・デュドン」はフランス革命の年である1789年に建造されて、
以降は、所有者を変えながらワイン造りが行われてきました。そして、
1973年からはメルローさんの所有になります。ガロンヌ河を見下ろす
石灰質の土壌の丘陵畑で、自然農法「リュット・レゾネ」でブドウが栽培
されてメルロー40%、カベルネ・ソーヴィニョンとカベルネ・フランが
30%ずつ。天然酵母を使って発酵させ、セメントタンクで80%、残り
20%をバリックの新樽で約12ヶ月の熟成がなされます~。


この1989年ヴィンテージは現在のモノとラベルが全く違います!!
ネットで探しても、このラベルのオールドボトルは見つかりません。
ホンモノなのか?!、ニセモノなのか?!・・・。そしてブルジョワ級
なのに約30年以上も経っているワインが飲めるのでしょうか?!・・・。
真相はいかに?! いざっ、オープンですぅ~~!!・・・・。
ワイン 517_a0353718_10040219.jpg
このワイン、開けてスグは痛んでいるのか?!と思うような香りが
しました・・・。鉄サビや蒸れた靴下(?)、醤油のような香りです・・・。
これもダメなのか?!と思いながら1時間ほど放置しておくと、少し
ずつですが、ワインの香りになってきたのでした~!! そこからは
儚いのですが、チェリー風味、干し柿、甘い漢方薬、そしてロースト
香が出てきました~。味わいはもうピークをかなり越えている感じで
とても線の細い味わいで、酸味も渋みも殆ど無かったです~。最後の
1杯はまた水のように戻って行きました・・・。
やはりブルジョワ級のワインで30年も経っていると、ピークはとおに
過ぎていました・・・・。


美味しいワインを飲みに「カフェ・スプリングバンク」へご来店下さい。
お待ちしています~!! よろしくお願いします~~!!




by springbk2 | 2018-11-22 07:03 | お店からのご紹介 | Comments(0)