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苗場山バックカントリースキー!!(登攀編)

今回の春休み期間中に、北信遠征と合わせて僕たちが向かったのは、
長野県と新潟県にまたがって聳えている百名山、「苗場山(2145m)」
です~。

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カフェ・スプリングバンクの夏の常連のお客さんに、乗鞍大雪渓で
スキーを滑っているミドリンさんと言う方がいらっしゃいます・・・。
でも彼は、冬のスキーシーズンは地元である「かぐらスキー場」の
ローカルなのです・・・。そして彼のブログ「雪日記」の中のかぐらの
BCスキーの記事で、美しい超急斜面のシュートを持つ「苗場山」の
画像がたくさんアップされてくるので、僕はいつしか「苗場山」を
いつか滑りたい!と思うようになっていたのでした・・・。しかし、
かぐらスキー場のバックカントリー・ローカルルールでは、苗場山
は立ち入り禁止区域らしく、新潟県側からは遠いのです・・・。

でも、山スキールート100図集を見ていると、「苗場山」は長野県
側の栄村からのルートが載っていたのです。なので、今回僕達は
北信遠征も一緒に兼ねて、「苗場山」へとバックカントリースキー
に向かったのでした~。


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早朝、「吉楽旅館」さんで朝食を6時に頂いて、7時に出発!・・・。
津南町から、最奥の国道405号線をゆっくりと走っていく・・・。
そして、夏の登山道の起点である小赤沢集落の林道の一番奥の
待避帯に車を邪魔にならないように駐車してからスタートして
行きました~~。

今回のパートナーは、スプリングバンクN です。今回の遠征は
身内の春休みのなのです・・・。


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少し進んでいくと、「大瀬の滝」が見えてきました・・・。まだ雪が
深くて滝が大きく見えませんでしたが、夏に来ると大きな滝に
見えるのでしょう~~。この先の林道のヘアピンカーブの辺り
から林道を離れて、山の中へと入って行きます・・・。

この日の最大の敵は、「スギ花粉」ですっ!!・・・。辺り一面が
杉の森になっていて、僕の鼻からはツアー中ず~~っと、この
滝のようにジャージャーと鼻水が流れ続けていて、クシャミも
止まりませんでした~・・・。最初っからツラいBCスキーとなって
いたのでした・・・。


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夏道の登山道をトレースして登って行くと、カエデ沢というところ
でスノーブリッジという雪の上を渡渉(川を渡る)していきます・・・。
今回は雪が多くてしっかりとしていたので、余裕で渡渉できました。


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標高が上ってくると、杉の林から、ブナの森になってきました~。
北信の山の中は、どこの山でもブナ林がとてもキレイですよね~。
鍋倉山などの北信地方のブナ林のツリーランは、パウダーフリーク
の中でも最高のパウダーランの一つなのです~~。


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そうして、約2時間ほどで三合目駐車場に到着しました~~。
夏には車でここまで上ってこれるようですね~。トイレの小屋
も雪で埋まっていました・・・。

この辺りまで来て、ようやく「苗場山」に続く稜線が見えてきた
のでした~~。あの高さまで登るのか?!と言う感じで、まだ
まだ遠く見えますね・・・。


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三合目駐車場からも夏道をトレースして、沢を詰めて行きます・・・。
この辺りから苗場山山頂がチラチラ見えてきましたが、なかなか
近づいてこないので、非常に長く感じてツラかったです・・・。

植生は、杉林→ブナ林→ダケカンバの林と、どんどん変わって
いきました・・・。


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そして、沢を詰めていって最後の右側の尾根を越えた辺りから
右側の急斜面をジグを切って登っていき、1770mの台地へと
登り上げていきました~~。 

1770m台地は、本当にキレイに平坦な台地でした。珍しい地形
だと思いました・・・。 バックには「猿面峰」が、キレイに見えて
いました~~。ここでやっと、大休止をしました~~。


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そして、いよいよ稜線へと上る急斜面へ取り付いていきました・・・。
ここは40°近いぐらいの超急斜面!!・・・。それでもスキーを脱ぐと
ズボズボとハマるので、出来るだけスキーにシールで登って行った
のでした・・・。

それでも最後の100mぐらいはアイスバーン状態になってきました。
軽~くBCスキーのつもりで来た僕たちは、アイゼンを持ってきて
無かったので、スプリングバンクN は稜線直下でリタイアとなって
しまいました・・・。 この先は、僕だけでサクッと山頂まで行って
写真だけ撮って帰ってきたのでした~・・・。


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アイスバーンでもスキーにシールを脱がずに頑張って登っていき
やっと稜線に到着しました~~。(危険なので、慣れていない人は
マネしないでアイゼンに履き替えて下さいね・・・。)

稜線の一番奥には「檜ノ塔」が、美しく見えていました~!!


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そして稜線に上ると、やっとこさ「苗場山(2145m)」の全容が
見えてきたのでした~~。山頂には「自然体験交流センター」の
建物が見えました~~。ここから一気にペースを上げて約30分
ぐらいで山頂へ行きます!!


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「苗場山自然体験交流センター」の建物は、半分向こう側が雪の中に
埋まっていました・・・。このセンターの建物の向こう側が山頂らしい
ので、とりあえず山頂を目指してスルーしちゃいました~。


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そして!、山頂の標識は雪に埋まって無かったのですが、とりあえず
山頂に到着です~~!! スプリングバンクN は途中敗退でしたが、
一応、今回もヤリました~!!

スキー滑走は、明日の「滑走篇」へと続きます~~!!



by springbk2 | 2019-04-11 07:21 | アウトドア | Comments(0)