人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日本のウイスキーのご案内~。

今回はまた、ジャパニーズウイスキーの中でも、福島のローカルな
ウイスキーを取り寄せてみたのでした~~。

「ヤマザクラ、黒ラベル」です~~!!
日本のウイスキーのご案内~。_a0353718_19200154.jpg
この「ヤマザクラ、黒ラベル」というウイスキーは、福島県郡山市の
「笹の川酒造」で造られているブレンデッドウイスキーです・・・。

「笹の川酒造」は、1765年(明治2年)に創業した日本酒の酒蔵です。
元々は江戸時代から日本酒を造っていた記録が残っているようです。
その後、昭和7年には「山桜酒造」という合資会社となっていきます。
そして、戦後の1946年(昭和21年)にウイスキーの蒸留免許を所得
してウイスキー造りを始めたのでした~。これは、東北では最古の
ウイスキー蒸留所という事なのです!! 会社名が「山桜」と言う事
なので、「チェリーウイスキー」という銘柄のローカルウイスキーを
製造・販売していましたが、現在は「ヤマザクラ」という名前に変更
されています。

そして「笹の川酒造」は、2015年に新しく「安積蒸留所」を建設して
本格的にモルトウイスキーを生産しています!! 日本酒の酒蔵を
改造した蒸留所で、ステンレス製のマッシュタンと「三宅製作所」の
銅製のポットスチルとウォッシュバックが使われているようです!


この「笹の川酒造」は、あの!「イチローズ・モルト」の「肥土伊知郎」
さんを救った酒蔵でもあるのです!!「イチローズ・モルト」となる
原酒を生産していた東亜酒造の「羽生蒸留所」は、ウイスキー不況
の時代の最中である2000年に閉鎖。倉庫に残っていたウイスキー
原酒は廃棄処分されようとしていたのですが、孫の「肥土伊知郎」
さんが、この「笹の川酒造」に協力をお願いして原酒を買い取って
もらいます。そしてその生き残った樽からボトリングされたのが
あの!「イチローズモルト」の最初のボトルの「カードシリーズ」と
なっていったのでした~!! その後はみなさんのご存知の通り、
「イチローズ・モルト」は2008年にウイスキーマガジンの品評会で
2つの金賞を受賞して、日本一のウイスキーになっていったのです。
(今や「イチローズ・モルト」の「カードシリーズ」は、1本=数十万円
にも高価になっていて手が付けられないほどです!! ・・・。)


日本のウイスキーのご案内~。_a0353718_19200890.jpg
そんな「笹の川酒造」の現在のフラッグシップ・ウイスキーが、この
「ヤマザクラ、黒ラベル」なのです~~。今までの「チェリーEX」の
上級版ウイスキーらしいです。この「ヤマザクラ」は、安積蒸留所
で生産されたモルトではなくて、以前の蒸留所のモルトを使って
造られたブレンデッドらしいです~。 「イチローズ・モルト」へと
通じる日本のウイスキーの歴史を感じられるかも知れません・・・。


こんな、日本のウイスキーの歴史を感じられる「ヤマザクラ」と言う
ウイスキーを飲みに来て下さい。「カフェ・スプリングバンク」への
ご来店お待ちしています~~。 よろしくお願いします~!!




by springbk2 | 2019-07-24 07:18 | お店からのご紹介 | Comments(0)