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またもや!日本のウイスキー・・・、再入荷です~。

2年前に入荷した、貴重なミズナラの木の樽で熟成したウイスキーが
無くなってきたので、某ルートから仕入れて再入荷です~~。

イチローズモルト、MWR」です~~!!!
またもや!日本のウイスキー・・・、再入荷です~。_a0353718_14525915.jpg
この「イチローズモルト」というモルトウイスキーは、埼玉県秩父市に
「肥土伊知郎」さんによって2004年創立された比較的新しいウイスキー
の会社「ベンチャーウイスキー社」で造られたモルトウイスキーです・・・。

「肥土伊知郎」さんは、祖父が「東亜酒造」という日本酒メーカーを経営
されていた方なのです。東亜酒造は1941年創業。第2次世界大戦の後
スグの1946年にウイスキー蒸留の免許を所得し、「羽生蒸留所」を建設
して国産ウイスキーを造り始めます・・・。しかし、80~90年代の日本は
ウイスキーが大不況な時代だったために、「羽生蒸留所」は残念ながら
2000年に閉鎖されてしまったのでした・・・。

しかし!、孫の「肥土伊知郎」さんは、その「羽生蒸留所」が造ったモルト
ウイスキーを引き取って自身の「ベンチャーウイスキー」という会社を
立ち上げて、残っていた「羽生蒸留所」の貴重なウイスキーを一樽ずつ
カスクストレングスで「イチローズ・モルト」としてボトリングして販売
していったのです! 販売当時は全く売れなかったのですが、それから
一気にモルトウイスキーブームの波が来て世界中に知れ渡り、イギリス
の「ウイスキーマガジン」誌でも最高得点での「ゴールドアワード」を受賞
していったのでした~!! そして、その後「肥土伊知郎」さんは自分で
新しくウイスキーを造ろうと、閉鎖された「羽生蒸留所」近くの秩父市
「秩父蒸留所」を2008年に建設します!! 大血川渓谷の軟水を使って
麦芽を仕込み、ミズナラの樹の発酵槽で発酵させて、スコットランドの
フォーサイス社製のポットスチルで蒸留し、熟成樽も日本のミズナラの
樹にこだわり、全てハンドクラフトの手作りでウイスキーが生産されて
いるのです!! 製造のモルトマスターには、コチラも2000年に閉鎖
された旧軽井沢蒸留所で長年ウイスキー造りに携わってきた「内堀修省」
さんが加わっていらっしゃるのです~~!!

そして!2019年には、ついに「秩父第2蒸留所」も完成して現在は操業中。
直火焚きにこだわったポットスチルでの蒸留も行われているようです!
秩父のテロワールと日本産ウイスキーという事に、こだわりにこだわり
抜いた「イチローズ・モルト」はジャパニーズウイスキーのトップランナー
として、どんどん進化しています!!


またもや!日本のウイスキー・・・、再入荷です~。_a0353718_14531036.jpg
「MWR」の文字は、ミズナラ(M)、ウッド(W)、リザーヴ(R)の略です。

ミズナラの樹は、実は、地球上でも日本列島から~カムチャッカ半島
周辺でしか生息していないタイヘン珍しく貴重な樹なのです・・・。ほぼ
日本でしか手に入らない木で、材料としてはとっても貴重なのです~。
そして、スコットランドなど他の国ではオークの樹(樫)でウイスキーを
熟成させなければならないという法律があるため、このミズナラの木の
樽で熟成させる事は出来ないのです!・・・。しかし、日本はウイスキー
熟成の樽材に関する法律は無いので、いろんな材質の木の樽を使って
熟成させる事が出来るのです~。そして、ミズナラの木の樽は日本の
ウイスキーを熟成させると素晴しい香りと味わいになる事が分かって
いるので、日本のウイスキー熟成にとってはこれ以上ピッタリな木材
は無いのです~。ラベルもミズナラの葉っぱをイメージして作られて
いるのです~! とても貴重なミズナラ樽熟成のウイスキーなのです~。


この「イチローズモルト、MWR」の、甘く香ばしいミズナラ樽熟成の
香りと味わいを、ぜひ!この機会にご賞味下さい~~。冬シーズン
営業再開の10日(金)から、「カフェ・スプリングバンク」へのご来店
お待ちしています~!! よろしくお願いします~~。




by springbk2 | 2021-12-01 07:23 | お店からのご紹介 | Comments(0)