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定番キャンベルタウンモルトのご案内~。

シングルモルトウイスキーの「スプリングバンク」蒸留所が建っている
のは、スコットランド西海岸の一番下側にあるキンタイア半島の先端
にあるキャンベルタウンです・・・。その昔は、ウイスキーの町だった
キャンベルタウンの、もう一つのシングルモルトウイスキーをご紹介
したいと思います~~。

グレンスコシア、キャンベルタウンハーバー」です~・・・。
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グレンスコシア」は、スプリングバンクと並んで19世紀から残ってきた
シングルモルトウイスキーです。創業は1832年。その当時はウイスキー
の需要が高く、キャンベルタウンは大麦の産地だったのと天然の良水が
あったのとで、たくさんの蒸留所が造られました・・・。小さな港町なのに
最大30箇所もの蒸留所がひしめき合っていたらしいのです・・・。日本の
ウイスキーの父である「竹鶴政孝」さんもこのキャンベルタウンにあった
「ヘーゼルバーン」蒸留所で修行をされて日本に戻って山崎や余市蒸留所
を建てたのです~。しかし、戦前戦後に粗悪な安いウイスキーを造って
いたためにキャンベルタウンのウイスキーのイメージは下落してしまい、
その後も回復することは出来ず、1980年代はスプリングバンクと、この
グレンスコシアの2つしか残れなかったのでした・・・。(現在は、もう一つ
グレンガイル蒸留所がスプリングバンクの会社によって建てられました)
長い間閉鎖されたいたのですが、80年代から復活。でもその後もずっと
ウイスキー業界は不況で、グレンスコシアも不安定な経営だったのです。
でも現在の「グレンスコシア」はロッホ・ローモンド社の所有で、2019年
からは中国資本のヒルハウス・キャピタルがオーナーになっています・・・。

「グレンスコシア」の仕込みは、ワンバッチ=麦芽2.8トン。昔ながらの
鋳鉄製のマッシュタン。ウォッシュバックは新しいステンレス製です。
そしてポットスチルはストレート型のが初留と再留でそれぞれ1つずつ。
1年間で約4週間だけピーテッドモルトを仕込んでいるらしいです~。


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現在の「グレンスコシア」の定番ボトルの「キャンベルタウンハーバー」
のボトル下部には、キャンベルタウンの町並みがエッチングで絵が
描かれています~。でも真ん中ちょい右の塔は、どこの建物なのか?
僕はキャンベルタウンには合計3回も行っているのですが、ちょっと
分かりませんでした~・・・。


もう一つのキャンベルタウンモルトの「グレンスコシア」、この機会に
ぜひご賞味下さい~。「カフェ・スプリングバンク」へのご来店お待ち
しています~~!! よろしくお願いします~~。



by springbk2 | 2022-12-21 07:03 | お店からのご紹介