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妙高山バックカントリースキー!(登攀篇)

今シーズンの僕は、「妙高山」へ登って滑りたかったのだった・・・。
なぜか?と言うと、チーム・スプリングバンクは今まで20年ぐらいも
バックカントリースキーでいろんな山を滑ってきたのに、「妙高山」は
今まで一度も行った事が無かったのであった!・・・。理由はいろいろ
ある。僕達の乗鞍高原から少し遠いのと、冬期シーズン中は北部は
なかなか晴れないとか、他にも滑りたい山があって優先されたとか、
メンバーの皆さんの嗜好やタイミングが合わなかったとか、である。
だから今シーズンの僕は絶対に「妙高山」を登って滑って、頚城3山の
「火打山、焼山、妙高山、」の全山滑走のコンプリートをしたかったの
だった!・・・。

が、しかし!、今シーズンの僕は3月に約3週間半ほどノルウェーへと
BCスキーの遠征に行っていたので、また今年もなかなか妙高山へとは
向かうことが出来ていなかったのであった・・・・。

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今シーズンも僕はまた「妙高山」を登って滑ることは出来ないのか?・・・
そう思っていて、もうちょっと半ば諦めの心境だった3月の後半!・・・、
チームメンバーの最強のNJさんから連絡が入り、先週に妙高山の外輪山
である三田原山まで偵察に行ってきた!と言うのだ!!・・・・。

なので、ノルウェーのBCスキー遠征から帰ってきてスグの4月の「カフェ・
スプリングバンク」の春休み期間中にメンバーのみんなに予定を合わせて
頂いて、今回はやっと!満を持して「妙高山」へとBCスキーに行ってきた
のであった~!!


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カフェ・スプリングバンクの春休み期間中の某日、また真っ暗闇な3時に
乗鞍高原を出発していった。そして4時にNJさんと合流して高速に乗り、
一路、妙高高原へと車を飛ばしていったのであった。

そして現地でMTさんとも合流して、妙高杉の原スキー場のボトムから
BCスキーの用意をして、ツアースタートしていったのであった~・・・。

今回のメンバーも、チーム・スプリングバンク常連メンバーで、最強の
NJさん、ヒマラヤンMTさん、そして安全運転スキーヤーの僕の3人で
ある。今シーズンはあまりこのメンバーでBCスキーに行けてなかった
のだが、どうなるか?!・・・。


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妙高・杉の原スキー場は3月31日で今シーズンの営業が終了していた。
なので、今回はスキー場を一番下のボトムから登って行ったのだった。
しかし、妙高杉の原スキー場はとてつもなく縦に長いのだ!・・・。この
気が遠くなる程も延々と続くスキー場を、無の境地に辿り着けるかと
思ったぐらいに気が遠くなりながら延々と登っていったのであった・・・。

バックには、野尻湖や戸隠連山や高妻山~乙妻山などが美しく見えて
いたのであった!! この景色だけが僕たちの気を繋ぎとめてくれた
のであった~・・・。


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それでも、2時間40分程でゲレンデトップに到着する事ができた!
これも、やはり屈強なメンバーだからこそのスピードタイムである。
やはり、一緒にBCスキーに行くのは、信頼出来るメンバーに限ると
思ったのであった~。


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ゲレンデトップからは、いよいよ妙高山のバックカントリーだ~。
最初はこの画像の緩い斜面を登っていき、突き当たりぐらいから
左の尾根の稜線へと上っていくのである。


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左の尾根に上がるところが、雪がズブズブに腐っていてザラメなのに
深く沈む雪質で、オマケにジグを切って登っていこうとすると横向き
で滑ってしまうので、シールではかなり登り難かったので難儀した・・・。


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それでも、外輪山の三田原山の稜線へと何とかシールのまま上って行く
ことが出来たのだった~。ここまで来ると、バックには戸隠の高妻山や
白馬の山々まで美しく見えていたのであった!!


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三田原山のの稜線へと到着すると、向こう側にやっと妙高山が見えて
きたのであった~!! ここから見える典型的なコニーデ型の火山の
「妙高山」がとてもカッコ良く見えた! 小さめの葛飾北斎の浮世絵の
富士山のようだった!!


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三田原山の外輪山から妙高山へは、一路、スキーで滑って下っていく
のである。スキーからシールを剥がして、妙高山のボトムへと滑って
いくのだ・・・。この三田原山のルートは、スキールート図の本などでは
初心者コースと書いてあるので、もっと緩斜面かと思っていたのだが、
意外と斜度は急だった・・・。


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3人で互いに滑っていく・・・。画像の都合で僕のスキー滑走画像だけ
だが、3人みんなで滑り込んでいったのであった。ここでも、春の
ザラメが柔らかくて重い雪だったが、快適に滑って行けたのだった・・・。


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そして、いよいよ妙高山へとアタックだ!! スキーにシールを貼って
登って行くか、スキーを担いでツボ足で登るか?、とても悩んだのだが、
僕たちは面倒臭がって、スキーを担いでツボ足でルンゼを詰めて登って
行くことにした・・・。

しかし、雪がとても柔らかくて深く、ツボ足だとかなり潜ってしまうので
とてもツラい登攀となっていったのだった。それでも3人で先頭のラッセル
を交代しながらガシガシと詰めていったのであった~。


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この妙高山の山頂へのツボ足ラッセルも深く潜るのでなかなか進まず、
延々と続いで行ったのだった・・・。ここまででも5時間ぐらいも登って
きていて、さらに最後のこのラッセルはキツかった!・・・。フトモモ
さんも悲鳴を上げていて、もう完全にMPPなのであった~・・・。


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それでも僕たちは登る。あと少しで妙高山の山頂に辿り着けるのが
分かっているからだ!・・・。MTさんのバックには、さっきまで居た
三田原山の稜線が手前に見え、遠方には白馬の山々が美しく並んで
見えていたのであった~!! この美しい山の景色だけが、僕達の
モチベーションを上げ続けてくれたのであった・・・。


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そして!、妙高・杉の原スキー場のボトムからスタートして6時間程で
妙高山の山頂に辿り着くことが出来たのであった~!!
今回もヤリましたぁ!!

妙高・杉の原スキー場のボトムからスタートして、三田原山の外輪山から
滑り込んでからさらに妙高山の山頂まで登ったので、獲得標高差は2100m
以上はあると思う!!・・・。これを6時間程でクリアしてくれるチームの
メンバーには感謝しかないのであった~~。


スキー滑走篇へと、続くっ!!・・・


by springbk2 | 2024-04-14 07:01 | アウトドア | Comments(0)