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妙高山バックカントリースキー!(滑走篇)

スキー滑走の前に、妙高山山頂からの景色をお届けしたいと思う・・・。

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言わずと知れた「火打山(右)」、「焼山(左)」、である!! 僕は妙高山は
秋に通常の登山で一度登っているのだが、その時は山頂だけが真っ白な
霧の中だったので、この妙高山山頂からの景色を見るのは初めてだった。

想像どおり、やはり「火打山」と「焼山」はとても美しかった!!今回この
妙高山を滑れれば、頚城3山を一応全てスキーで滑った事になるのだ・・・。
頚城3山のコンプリート!、滑る前からもうすでに感無量なのであった・・・。


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そして、手前が「三田原山」の外輪山、奥の左が「高妻山」、そして右側の
一番奥が「白馬」の山々の連なりである・・・。コチラも、妙高山の山頂から
こんなにクッキリと美しく見える事に、ちょっと驚きなのであった~。


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そして、妙高山の山頂から一段下がった雪のあるところから、僕達の
スキーが始まった!!・・・。
ドロップ・インだ!!
最初はNjさんがルンゼに滑り込んでいった!! 妙高山はいろんな滑走
ラインがある。最初僕達は東壁滑走も考えたのだが、僕のアクシデント
もあって、雪もかなり腐っていて雪庇が崩れて雪崩にもなっていたりも
していたので、最初は稜線からルンゼ内を少し落としていき、その後少し
トラバースをかけて北地獄谷左俣手前の尾根を滑り込んでいった・・・。


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僕もNJさんを追いかけてドロップ・インしていった。急斜面な上に
雪がメチャクチャ重たいザクザクの雪でスキーが埋もれてしまう程
だったので、1ターンずつでもフトモモさんに響くスキー滑走だった。


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そして、ヒマラヤンMTさんも僕たちの後に滑り込んできた・・・。重い
雪なので、さすがのMTさんもかなり滑りにくそうな感じだった・・・。


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が、しかし!、NJさんだけは軽快にテレマークターンをキメて滑って
いかれたのであった~!! さすがは最強のメンバーNJさんである!
急斜面のルンゼ内でのテレマークターンがメチャクチャカッコイイ!!


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そんなNJさんに負けないようにと僕も気合を入れて、ルンゼを抜けた
後にトラバースしていって、北地獄谷左俣の尾根上のオープンバーンな
場所でスピードに乗せてスプレーがあがるようにターンをキメて滑って
いった。フトモモさんが限界に近かったのだが頑張っていったのだった。


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3人で途中まで滑り降りてきた・・・。バックには妙高山東壁の斜面が見える。
僕達が滑ったのは左肩の尾根だ。妙高山東壁は、いつも北アルプスを滑って
いる僕達には、そんなに壁のような急斜面には見えなかった・・・。でも安全
をとって、今回は滑り込まなかった・・・。また雪質が安定したときにトライ
しようと3人で共に思ったのだった・・・。


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妙高山東壁を眺めながら大休止をしたあと、その妙高山東壁をバックに
MTさんがテレマークターンを決めて滑っていってくれたのだった~。
自分のターンで流したスラフが小さな雪崩みたいになって流れていく。
それぐらいに重い雪だったのにテレマークターンで滑れるというのは、
アルペンATの僕は、スゴいな~と思った。


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その後は、ブナ林になっていくこの広い尾根をず~っと落として滑って
いき、最後は左に見える尾根に上れるようにずっとトラバースをかけて
尾根を乗越して向こう側のスキー場側へと向かっていったのだった・・・。
このセクションはず~っと左・左なのだった。


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最後の最後、ブナ林も密になってきて雪もとけて穴が開きだした所で、
NJさんの勘がピ~ンと反応したらしく、いきなり「ここだ!!」と僕達に
向かって叫ばれた! そこには、スキー場へと出るための最後の林道が
あったのだった~!! 僕達には全然分からない程の、僅かな雪の繋ぎ、
スノーブリッジの感じなど、それだけで地形を読む勘や技術!、いやぁ、
本当にスゴいと思ったのであった~。さすがはNJさんである。


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そして、スキー場へと出る少しの林道を、スキー板を担いで歩いていった。
そして、妙高・赤倉スキー場に出た時は、やっと!もうコレで帰る事が出来る
と安堵感に包まれたのであった~・・・。6時過ぎに妙高・杉の原スキー場を出発
してから、この時点で2時過ぎ・・・。久しぶりの8時間行動なのであった。


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そして、最後の最後はスキー場をカッ飛ばして帰っていこうと思ったの
だが、ストップ雪で直滑降のままで滑って行くしかないのであった~!!
赤倉スキー場の雪がボトムまで繋がっていて良かった~。


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駐車場まで滑って帰る事が出来て良かった~。そしてさっきまで居た
妙高山の山頂が光り輝いて見えていたのであった~!! あそこから
滑って帰ってきたんだ!と、僕達の心の中に達成感が広がっていった
のであった・・・。


今回の妙高山バックカントリースキーは、僕の個人的な好みだけで
今シーズン行きたかったのだった。それなのに他のチームメンバー
の皆が付き合ってくれたのだった!!そして僕は頚城3山BCスキー
のコンプリート達成出来たのであった~!! 今回も、そんな信頼
出来る技術と体力と経験のある素晴らしいメンバーが一緒に行って
くれたからこそ、挑戦→達成出来たのである!! そんな、雪山を
登って滑るバックカントリースキーは、スマホやヴァーチャルなど
に冒れている現在の中でも、失われつつある冒険とロマンに充ちた
究極の遊びなのだと思うのであった。なので、僕たちはこれからも
そんなハードBCスキーに付き合ってくれるメンバーの皆に感謝し、
また情熱を心に次の課題へと挑戦していくのである。


これからは春山スキーの季節です!! そして春山スキーと言えば、
春山バスがある乗鞍岳でしょうっ!! なのでまだまだ滑り足りない
スキーヤーの皆さん、春山スキーをしに乗鞍高原へ来てください~。
そして乗鞍高原へ遊びに来たら、「カフェ・スプリングバンク」へも
お立ち寄りください~!! ご来店お待ちしています~。よろしく
お願いします~~!!



by springbk2 | 2024-04-15 07:03 | アウトドア | Comments(0)