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ノルウェー遠征BCスキーツアー! (スキー滑走篇⑥)

リンゲン地方で「ミダグサクスラ」という山に登って滑って、スキーを
成功させた僕達だったのだが、その後は大雪となってしまい、毎日朝
には20cm程の積雪になって、除雪車が来てくれないと動けない状態
だったのであった・・・。

しかし、毎日停滞していて何もしない日々が続いてしまうと、すぐに
帰国の日が来てしまうのだ・・・。なので僕達は、その前にもう1本でも
2本でもノルウェーでBCスキーに行きたい!と思って、お昼頃に少し
晴れた時を狙って、違う山へとアプローチしてみたのであった~。

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この日は、北の海沿いの方に晴れ間の青空が広がってきていたので、
青空を求めて北の方角へとキャンパーを走らせていったのだった・・・。

地図を見ていると、この辺りにトレイルヘッドがあるらしいのだが、
周りは住宅街で駐車できる場所が無かった。どうしようか?と思って
いたトコロに、自分の車を除雪しているお姉さんがいらっしゃった!
そのお姉さんに「どこか車を駐車しておける場所はないですか??」と
声を掛けてみると、そのお姉さんは「ココは私の家なの。私はもうすぐ
仕事に行くから、この場所に車を停めてもイイわよ。」と言うのだ!!
え~!イイの?と思ったのだが、僕達はこの素晴らしい好意に甘えて、
お姉さんが車で出かけて行った後にキャンパーを止めさせて頂いたの
であった~。なのでお礼に、周りの除雪も全部ガッツリとしておいた
のだが、少しでもお姉さんの好意のお礼になっただろうか?・・・。


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急いでBCスキーの用意をしてトレイルヘッドへと行くと、もう2人の
スキーヤーがいた! なのでスタートから一緒に登って行ったので
あった。今回ノルウェーに来てから初めて地元ノルウェーのローカル
スキーヤーの人と一緒になったのだった・・・。いろいろ英語で話しを
しながら登っていったのであった。

この日登って滑った山は、「ファジャーフィヨレ」というらしい・・・。
(??)ノルウェーの文字からは発音が全くわからない・・・。


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下部は適度なツリーランが出来そうで楽しそうな斜面をシールで登って
進んで行った。足元には20~30cm程のパウダーが積もっていて、これは
ノルウェーに来てから一番ディープなパウダーが滑れるのではないか?!
と、期待に胸が膨らんだのであった~。

一緒に登って行った2人のノルウェーローカルのスキーヤーはカップルで、
男の人がユギニス君という(らしい・・・)。この数日の大雪は、このリンゲン
地方でも約3週間ぶりぐらいの積雪だったらしい!! やはり今シーズンの
ノルウェーは本当に雪が少なかったみたいだ!!・・・。地球温暖化を顕著に
感じるシーズンだったようだ・・・。なので、この日の彼らも、超久しぶりの
パウダーにとっても嬉しそうだったのだった。


ノルウェー遠征BCスキーツアー! (スキー滑走篇⑥)_a0353718_19283209.jpg
森林から抜けて上部へと上っていく。バックにはトロムソ方面の山が
太陽の光で真っ白に輝いて見えていた。左下の白い平原は、凍った海
だ・・・。そして、ノルウェーは北極圏なので、標高が300mぐらいでも
なぜか森林限界のような場所になるのである・・・。


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一緒に登って行ったノルウェーローカルのカップルも、足が長いせいか
メッチャ登るのが速かった!! 僕達がガシガシと頑張って登っていて、
彼らが鼻歌まじりで楽しそうに登って行くのとが、同じスピードなのだ。
やはり足が長いと歩く1ピッチが長いのだと思う・・・。それでも、一緒に
話ながら歩いていってノルウェーの事情や情報を貰えるだけでも僕達は
嬉しかったのだった~。


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そして、だんだんと山頂が見えてきた!! が、しかし!、この後は
一気に白い雲に覆われてしまい、ビュービューと吹雪になってしまった
のであった~・・・。一瞬の出来事だった。さっきまでバックに美しく白い
山が見えていたのに、一瞬で吹雪が吹き荒れる状態になってしまったの
だった・・・。


ノルウェー遠征BCスキーツアー! (スキー滑走篇⑥)_a0353718_19283902.jpg
真っ白になってしまったのだが、山頂の目印であるケルンはもう目の前
だったので、とりあえずケルンまで!と思って頑張って登っていった・・・。
しかし!ノルウェーのローカルスキーヤー2人は、ケルンの横をパスして
さらに先へと登って行くのだった・・・。ケルンの先は、もう少しだけ斜面
が続いていたのだ。なので僕たちも、彼らに付いて行き、もう少しだけ
進んで行ったのであった・・・。


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ノルウェーローカルが「着いたわよ!」と言った場所は、細い木が1本だけ
刺さっているだけで、他には何も無い所であった・・・。この細い木が山頂
の印らしかった。とりあえず僕達は吹雪の中で凍えそうだったので、この
細い木の目印だけ写真に収めて、スグにスキーからシールを剥がし、滑る
用意をして、ドロップ・インしていったのであった・・・。遭難するかと思う
ぐらいに一気に寒かったのであった。


ノルウェー遠征BCスキーツアー! (スキー滑走篇⑥)_a0353718_19284337.jpg
山頂からの広大なパウダーの斜面は、歓喜のディープパウダースキーと
なるハズだった。しかし、真っ白にホワイトアウトしてしまった吹雪の
スキーとなってしまっては、どれぐらいスピードが出ているのか?さえ
分からなくなる程に真っ白な中のスキー滑走となってしまい、右も左も
分からない、とりあえずコケないように頑張って滑って帰るというだけ
のスキーになってしまったのであった~・・・。僕は1回コケてしまった・・・。

そして、上部でのスキー滑走写真は無い。写真を撮影する余裕さえ無い
ぐらいの吹雪の状態だったのだ・・・。最後にツリーランの場所で1枚だけ
撮影出来たのが、この1枚だったのであった~・・・。


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そしてまた、最初のトレイルヘッドの駐車場に戻って、大雪での停滞と
なっていくのであった~・・・。この後も、大雪の日々が続いてしまって、
ノルウェーでのBCスキーは、このブログ記事のスキー滑走が最後の日
になってしまったのであった~・・・。僕達がノルウェーでスキー滑れた
のは、全部で7本となったのであった。

スキー篇は終わりだが、最後は番外編へと続く!!



by springbk2 | 2024-05-04 07:01 | アウトドア | Comments(0)