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一の瀬草原でマツムシソウゆらゆら〜♬

昨日の朝 一の瀬草原へ作業に行ったので、その時の様子をご紹介します。
朝8時の気温は22℃! 空に薄雲が広がる日で、心地良いそよ風が吹く
最高の散策日和でした。作業や運動をしなければ涼しくて、虫除けの為
に着たモンベルの薄手の長袖でも過ごせそうでした。

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大カエデの前に行ってみると.....期待通り「マツムシソウ」がスクっと
丈を伸ばして咲き始めていました! 薄紫色の花が細い茎の頂に咲いて
風に吹かれて頭をゆらゆらと 揺らしているように見えます。


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既に花が咲き終わって、いがぐり坊主みたいなものがあれば.......


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こんな感じのまだ硬い蕾もたくさんあるので、まだまだ「マツムシソウ」
のプチ群生を楽しめそうです。


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昆虫もたくさん集まってきています。特にセセリチョウの仲間が毎年
ここでよく観察できます。これはたぶん「オオチャバネセセリ」さん。


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これはきっと「イチモンジセセリ」さん。羽根に一列に並んだ銀色の紋が
見られます。これが「一文字」という名前の由来なんでしょう。


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大カエデの前は、今は「ススキ」や「マツムシソウ」「ワラビ」たちに
占拠されているような状況です。いかにも「草原」らしい風景で心が
和みますね。昔はどこにでもあったこの草原景観が、今は日本全体で
失われているようで、乗鞍でも人の手を入れながら維持して行こうと
いう取り組みを進めています。
詳しくは → こちら 「チョウの棲む草原環境と一の瀬の未来」


一の瀬草原でマツムシソウゆらゆら〜♬_a0353718_12452597.jpg
伸びた足元の草の下の方では 可愛い「ウメバチソウ」が登場~!
「マツムシソウ」と「ウメバチソウ」が揃うと、気分はもう "秋"
なんです!すぐに半袖が要らなくなり、ヒヤリとした秋風を肌で
感じるような日が来ることでしょう。


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草原らしい景観を作る「キンミズヒキ」もた〜くさん咲いています。
薄い黄色の絨毯のように見えることも.....


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最後に駐車場の方に戻ると砂利敷きの地面で蝶が迎えてくれました。
美しい紫色をわずかに放つ「コムラサキ」でした!オスだけがこの
発色をするようです。羽が少しだけ傷ついていましたが、元気に
飛び去って行きました。

気温22℃の朝を過ごしながら、同じこの時刻で既に30℃を超えて
いる所もあるんだろうな〜と思うと、何だか贅沢をしているような
気分になりました。


夏から秋へ移り変わっていく草原の花を楽しみに 涼しい乗鞍高原へ
お越し下さい。そして 快適なトレッキングやサイクリングの後は、
「カフェ・スプリングバンク」へ コーヒーやランチにお立ち寄り
下さい~。ご来店お待ちしています。よろしくお願いします~。



by springbk2 | 2024-08-20 07:05 | お花 | Comments(0)