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映画の中に出ていたウイスキー、緊急入荷です!!

先日、僕達は映画「室井慎次、敗れざる者」を見てきちゃいました・・・。

今でも僕は、テレビはほとんど見ないし、テレビさえ無かったので、
「踊る大捜査線」をリアルタイムでは見ていませんでしたが、友人の
有料動画サービスや再放送などで「踊る大捜査線」を見て、面白い!と
一気にハマってしまい、「踊る」のファンになってしまったのでした。

でも、大体のスピンオフ系の映画は、最初の映画のイメージを壊して
しまい、面白くないのです(僕の独断と偏見)・・・。なので、今回の映画
「室井慎次、敗れざる者」は、「踊る大捜査線」のイメージからかけ離れて
いて面白くないのではないか?と思いながらも、見に行ってしまったの
でした~・・・。

映画の中に出ていたウイスキー、緊急入荷です!!_a0353718_19275190.jpg
が、しかし!!・・・・、
1つのシーンが僕の目を釘付けにしてしまったのです!!!

それは、柳葉敏郎扮する「室井慎次」が自宅のテラスでロッキングチェアー
に座って揺られながら、ウイスキーをストレートで飲んでいたのです!!
しかも!、ウイスキーのボトルは超アップで映されていて、ガッツリと
銘柄が分かるのです!! そのウイスキーは、緑色のラベルのボトルで、
「厚岸」
と書かれていたのです!! 「厚岸」は、北海道厚岸町にある蒸留所で
蒸留されたジャパニーズ・シングルモルトウイスキーなのです!!・・・。
、、、、、、、、、、・・・・・・・・・・・・。


「カフェ・スプリングバンク」には、もちろん多くのジャパニーズウイスキー
もあります。でも僕は、今まで「厚岸」のウイスキーは取り扱ってきません
でした。理由は、僕達のお店は長野県の乗鞍高原にあるので、出来るだけ
長野県内のウイスキーを取り扱いたい、と思っているのと、現在の日本の
新興蒸留所のウイスキーはまだ熟成が進んでいない若すぎるウイスキーで
しかも値段がメチャ高いので値段に味わいが釣り合わなくなっているのと、
もうすでに100カ所ほどもあるジャパニーズウイスキーを追いきれてない
という感じです・・・。なので、これまで僕達「カフェ・スプリングバンク」は
「厚岸」のウイスキーは、あえて取り扱ってこなかったのです・・・・。

しかし!今回、「踊る大捜査線」のスピンオフ映画「敗れざる者、室井慎次」
の中で、室井さんがロックグラスにストレートで「厚岸」のウイスキーを
飲んでいたのです!! これは取り寄せるしかありません~!! 緊急
スクランブル注文をかけて、取り寄せてしまったのでした~・・・。


厚岸、小暑、ピーテッド・ジャパニーズシングルモルト」です~!!
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この「厚岸(あっけし)」というジャパニーズシングルモルトウイスキーは、
北海道厚岸町にある厚岸蒸留所で造られているシングルモルトウイスキー
です。

「厚岸」は、元々は堅展実業という輸入食料品の会社の社長「樋田恵一」さん
がウイスキーが好きで、50周年の節目を迎えるにあたり何か特別な商品を
欲しいと思っている中、候補としてウイスキーが上がってきたらしいです。
最初は、他の蒸留所製造のウイスキーを自社でボトリングしてオリジナル
商品を出そうと思われていたようですが、相談した「イチローズモルト」の
「ベンチャーウイスキー」社の「肥土伊知郎」さんにアドバイスされて、翌年
の2013年に北海道厚岸にて秩父蒸留所の原酒を熟成させる事が始まった
ようです・・・。そして「日本でアイラモルトのようなウイスキーを目指す!」
と、厚岸町に蒸留所建設が2015年に始まります。ポットスチルはスコット
ランドのフォーサイス社製で、同社の技術が指導され、2016年10月には
最初の蒸留の一滴が流れたのでした!!

それから、最初に無熟成のニューポットを販売し、熟成の経過が味わえる
「ファウンデーションシリーズ」も販売、そして、2020年10月からはこの
「二十四節季シリーズ」がブレンデッドとシングルモルトを1回ずつ交代で
1年4回で販売されているのです~!!



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この「小暑」は、「二十四節季シリーズ」の16本目で、北海道産ミズナラ
の木の樽で熟成させた、ピーテッド・シングルモルトなのです~!!!
そして、原材料である麦芽も、一部ですが北海道産の麦が使われている
らしいのですが、それは北海道固有の品種の麦「りょうふう」が使われて
いるのかも知れない?と僕は勝手に想像しますが、どうなんでしょう?

この緑色のボトルは、たぶん?、たぶん!、映画「敗れざる者」の中で
室井さんがテラスでロックグラスにストレートで飲んでいたあの緑色
のラベルの「厚岸」だと思います・・・。夕闇が迫るテラス、ガスライトの
ような淡い暖色の中で、室井さんはロッキングチェアーに座りゆっくり
と揺られながら、この「厚岸」をロックグラスにストレートで注ぎます。
(別の新城(筧利夫)と一緒に飲むシーンは、白いラベルだったかも?!
コチラはたぶん特別に販売される「厚岸、むろい」だと思いますが・・・)
ロックグラスなのにあえて氷を入れないスタイル、僕達バーテンダー
からしても「あ~、ツウだな・・・」と思わせる飲み方ですね・・・。たぶん
誰かウイスキーに詳しい人が撮影中で演技指導されているのでしょう。
思わず僕は、この映画を全く違う視点で見ていたのでした~。


この「厚岸、小暑」、この機会にぜひ!「カフェ・スプリングバンク」へ
飲みに来て下さい~。映画「敗れざる者」を見た「踊る」ファンな方の
ご来店お待ちしています~。 よろしくお願いします~!!




by springbk2 | 2024-11-12 07:05 | お店のお酒のご紹介 | Comments(0)