畳平のお花畑が、最速で見頃に！！

いよいよ❗️ 明日７月１日に乗鞍エコーラインの冬期閉鎖が解除されて
畳平までシャトルバスの運行開始となります。
そこで、一足お先に昨日残雪や高山植物の開花状況などを偵察に行ってきました～～。
大雪渓・肩の小屋口バス停で春山バスを降車してみると、大雪渓には
まだたくさんの雪が残り、スキーヤーが滑っていました！

そのコブコブライン脇の登山道を登っていくと、すぐそばを颯爽と
滑っていく姿がカッコ良くて、天気も最高で皆さん楽しそうでした。

登山道の雪が消えた所では 高山植物たちが咲き始めていました！
可愛い｢チングルマ｣に今年も出会えて嬉しい！

他にも、名前にそぐわないほど小さくて可愛い｢ジムカデ｣や.....

鮮やかなピンク色の｢コイワカガミ｣も、群生で咲いていました～～。

コイワカガミと同じイワウメ科の｢イワウメ｣もたくさん咲いていました。

今回はお花畑の偵察が目的なので、肩の小屋からは畳平方向へと砂利道を進みます。振り返ると、剣ヶ峰までスッキリキレイに見えていました。
山頂登山の場合、肩の小屋から剣ヶ峰までの区間の残雪は消えたので、、夏道を登山靴で登ることができるようになっていました。この日も日曜日だったので、長野県側からの登山者と、岐阜県側のシャトルバス利用でご来訪の登山者がたくさん登っていました。

青空が綺麗な朝のうちに景色を楽しみたいので、富士見岳の山頂を経由して向かうことにしました。眼下の不消ヶ池は、今年も綺麗な
ブルーの水面になっていました。

畳平方向を眺めると、あまりの雪の少なさにびっくりしました･･･。
この時期にここまで残雪が少なくなっているのは、珍しいような
気がします。

そして、鶴ヶ池近くまで降りていくと....たくさんの｢コマクサ｣が登場！
まだ６月だと言うのに、既に開花していました。蕾もあちらこちらに
ありましたので、７月中に数多く観賞できそうです。

｢ミヤマキンバイ｣も既にモリモリと咲いて、見頃を迎えていました。
鶴ヶ池の周囲でたくさん観賞できます！

岐阜県側のスカイラインは既に開通していますので、シャトルバスの他に
ヒルクライムで登ってきた方もいらっしゃいました～。7月からは自転車ヒルクライムの季節ですね～～。

そして、畳平のお花畑は、既にこんな感じになっていました！
早くも｢ハクサンイチゲ｣がピークに近い状態まで開花しています。

例年早く開花するお花畑の入り口だけでなく、｢ハクサンイチゲ｣は木道の奥の方でも咲き乱れていて白い絨毯のようです！これはまるで７月中旬頃の様子に見えます･･･。

｢クロユリ｣も開花していました！　 全体的にはまだ蕾が多いですが、
こんなに早く｢クロユリ｣の花を見れると思っていなかったので、
正直驚きました！･･･。

そして最後は、畳平から大雪渓下へ戻って来て、まだ帰りのバスまで時間があったので4号カーブの雪壁も見て来ました。内側は５m弱ぐらい、外側は６m？ぐらいの高さがあるように見えました。
ここの雪壁は割と雪が残っているのに、畳平の残雪はほとんど無い！
という状況が、何だか腑に落ちないような、不思議な気分でした。

とにかく 今年の山頂付近の高山植物開花は早めに推移している という
ことはハッキリ感じ取れました。
７月１日からシャトルバスが運行開始となったら、ぜひお早めに天空のお花畑を楽しみに来ていただきたいと思います〜！

シャトルバスは１日６往復、事前予約制です。→ ｢こちら｣