2016年 04月 05日
春になると・・・、自転車の季節~。@乗鞍高原。
乗鞍高原の春はもう少し後なのですが、暖かくはなってきて
いるので、自転車を倉庫から出してきて乗ってみました~。

冬は雪で辺り一面真っ白になるので、自転車に乗ることは
出来ませんが、それぞれの季節ごとにアウトドアは楽しくて、
やはり春はこれからシーズンが始まる、このロード自転車と
クライミングになります~。

まで上がっていきます~。 今年は残雪がとても少ないので、
毎年この時期は、まだ雪に埋まっているサイクリングロードは
どうかな~?と思いつつ、ちょっと偵察にいってみました~。
「合掌」のお蕎麦屋さんの横から入って行き、毎年雪に埋まって
いる最初のヘアピンコーナーに雪が無かったので、あれ?もう
通れるのかな?と思いながら先へ進んでいくと・・・・、

この先は陽が当り易くて例年だと融けているのですが、今年は
コッチがまだ雪だらけでした・・・。 分からないモンですね~。

へと上がっていきました~。 この辺りにはもう雪はありません。
車道に雪も無いので快適に上って行くことができました~。

雪の少なかった冬シーズンだったと実感させられます・・・。でも
山頂方面は、去年と同じぐらいはあると思いますので、これから
の春山バックカントリースキーは、乗鞍岳BCエリアは大丈夫だと
思います!!

鈴蘭の間で、車道にまだ雪が残っていたのでした・・・。 これも
もうあと数日で融けてしまうと思われます。 あと少しで自転車も
快適に乗れる乗鞍高原になりそうです~~。
春の乗鞍高原は、水芭蕉、雪の壁、春山バックカントリースキー、
そして自転車!、と、いろいろ忙しい季節になっていきます~!
サクラもいいですが、春の高原にも遊びに来て下さい~。そして
「カフェ・スプリングバンク」へのご来店お待ちしています~~。
よろしくお願いします~~。
2016年 04月 04日
アラスカ遠征BCスキーツアー!!(スキー滑走編④)
次の僕たちのターゲットの山は、9年前の1回目のアラスカツアーの
という峰であった~。
「オディッセイ編ですっ!!・・・。」
「オディッセイ」・・・。この言葉を聞いて宇宙の旅を連想する
人も多いと思うのだが、まさに「オディッセイ」でのBCスキー
は、他の惑星を彷徨っているかのようなツアーだったのだ・・・。

なので、スキーやスノーボードに最適な斜面を持つ山だ!
なので「オディッセイ」は、いろんな人達がいろんなラインで
滑っていた!・・・。僕たちが登っていった日も、他にも数組
のパーティーが滑りに来ていた。
いつものルーティンで、明るくなってくる朝8:00頃から起きて
パンに目玉焼きとコーヒーの朝食をゆっくりと食べる。そして
キャンパーをこの画像のトンプソン・パス近くの路側帯へ移動
させて、ここからBCスキーがスタートだ。

まだ9年前よりは、かなり暖かかったのだ。これも地球温暖化の
影響なのだろうか?! とても考えさせられてしまう・・・。

ドロップポイントに到着した。 そして、向こう側に見えた景色が
もの凄い景色だったのであった!! 氷河に削られた急峻な山、
ひだのように天に向けて尖った針峰群!!、そして、どこまで深い
のか分からないぐらいの台地に走った亀裂!!・・・。 なんだか
もう、地球の景色じゃないみたいで、他の惑星にいるような気分
だった・・・・。
NJさんは、一眼レフカメラのシャッターを切りまくっていた!!・・・。

「BOOKS」である。 まるで本を並べた本棚のように見えることから
このような名前になったらしい・・・。 僕たちがコルに着いた時には、
雲が晴れてちょうど陽が差し込んできて幻想的な景色になり、本当に
他の惑星のような感覚になっていた・・・。

ドロップインだ!!
(真ん中をシェプールを引いて滑っているの僕が、分かりますか?)

行かれたのであった~!! この斜面は緩やかなパウダー斜面
だったので、文字通り思いっきり気持ちよく快適に滑って行くことが
できたのであった~~。

斜面のラインの名前は「ヴァーティゴ」=(めまい)なのである!・・・。
なんてピッタリな名前なんだろう!!
裏側の斜面のボトムまで滑ってくると、本当にどこか他の惑星に
いるような気分になれる程の、氷河地形の急峻な山々の景色が
目の前にドオォォ~~ン!!と広がっているのだ!! なので、
思わず、大気があって息が出来るのかを確認するために(?)、
山に向かって深呼吸をしてしまうのであった・・・。
この後、ゆっくりと休憩を兼ねてランチでブルーベリーベーグル
を頬張って食べて、地球に居るという感覚をちゃんと確かめた。

登り返している最中にも、何度もバックの山の景色を振り返る。
さすがは「オディッセイ」という山だ!、この山から見る景色で
アラスカに来て、月面探査か宇宙旅行をしているかの気分を
味わえるとは思わなかった!・・・、と一瞬は思うのだが・・・、
しかし、足元からズッシリと引き寄せられる「重力」は、僕達の
地球のモノなのであった・・・・。

の景色もこの「オディッセイ」から見る形が、一番近くなので美しい。
どこを見渡しても氷河いっぱいだ!!・・・。 他の惑星にも氷河
はあるのだろうか?? そして氷河に削られて尖った山もあるの
だろうか?!・・・・。アラスカでのBCスキーはそんな感じで、僕達の
妄想をも宇宙へと連れて行ってしまったのであった。

見つけた、岩と岩の間の細いシュートであった!!約45°以上の
その、宇宙を感じさせてくれる「オディッセイ」のシュートへと、
ドロップ・イン!!

ターンをこなして岩の間を抜けたのだが、岩のセクションを抜けると
最高の広大なパウダーバーンが広がっていき、どこまでもどこまで
落ちて行っても、まだまだパウダーが続く夢のようなスキーだった
のであった~~。

のであった~! どれだけ大きなターンを描いても、オディッセイでは
小さく見えてしまう・・・。それほど広大な斜面だった。

「オディッセイ」は、まさに!宇宙を感じられる程の景色が見られる山
だった!と言う事である。 ここ「オディッセイ」でのBCスキーはまさに
僕達にとって、宇宙への旅だったのではないか?!と想わされてしまう
ほどの奇景だった!!・・・。
そしてこの後も、ず~~っと晴れの日が続き、僕達のバックカントリー
スキーのツアーも、ず~~っと続いていくのであった~・・・。
続く!!・・・。
2016年 04月 03日
Mt.乗鞍スノーリゾートがラストデイですぅ~・・・。
出会いがあれば、別れもある・・・、始まりがあれば、終わりが
あるのです・・・・。
スキーヤーとしてはとっても淋しいのですが、本日4月3日で
Mt.乗鞍スキー場の今シーズンの営業も終了となります・・・。

ここまで無事に滑って来る事が出来ました~。今シーズンも何とか
生き延びることが出来て、サクラの花が見れそうです・・・。
振り返れば今シーズンは、劇的に雪の少ないシーズンでした・・・。
12月~1月になっても雪は全く無く、年末年始でさえもMt.乗鞍の
ゲレンデはリフト2本だけの厳しい営業でした。でもBCスキーでは
念願の五竜岳ワンデイが出来たり、アラスカ遠征BCスキーツアー
の海外遠征にも行けたりと、チーム・スプリングバンクは充実した
シーズンとなっていました・・・。

応えられるようにガンガン行きたいと思います!よろしくお願いします~。
これからの春のシーズンも、乗鞍高原の「カフェ・スプリングバンク」を
よろしくお願いします~~。 みなさまのご来店お待ちしています~。
アラスカの写真も、ぜひ!見に来て下さい~~~。
2016年 04月 02日
ワイン 394
その「コノスル」に何と2年連続で品評会で勝利したワインが
あったのです~!! 果たしてそのワインが本当にコノスル
よりも旨いのかっ?・・・。チリのピノ・ノワールミッションです~。
「クロ・デ・フ、スブソルム」2013年です~!!

「マジェコ・ヴァレー」という所に位置する単一畑「スブソルム」から
生まれるワインです。
造り手は「クロ・デ・フ」です。このワイナリーは、イギリスの権威ある
ワイン誌「デキャンター」の「世界で最もワイン業界に影響を与えた
人物50人」に、3度も選ばれている超人!の「ペトラ・バッラ」さんと、
チリの醸造家「フランソワ・マソック」さんのタッグで、2009年に新しく
創業されたプロジェクトなのです!!
「ペトラ・バッラ」さんは元々地質学者だったのですが、ワイン業界の
人に呼ばれてブルゴーニュの「テロワール」を調べていくのでした。
そしてヴォーヌロマネの名門「リジェ・べレール」でワインに目覚めて
地質学を用いて「テロワール」主体のコンサルティングを始めます!
そして、2008年からのチリでの「テロワールプロジェクト」も始めて
いく中で、自分の究極のワインを造ろう!と言う事で「クロ・デ・フ」を
「アリストス」のプロジェクトを一緒に行ってきたワイン醸造家である
「フランソワ・マソック」さんと一緒に創業したのでした~。
「クロ・デ・フ」では、ブドウ品種を「ディジョン・クローン」である777、
115、828、をマスセレクションで栽培しています。栽培面積は4ha。
1haあたり1万本と密植を行い、畑を10もの小区画に分け管理して
います。そして、天然酵母によりステンレス・タンクで発酵させ、この
「スブソルム」では熟成もステンレス・タンクで行われています。
しかし、残念ながら「コノスル」に勝った「クロ・デ・フ」は「アレナリア」
という単一畑のモノでコチラは樽熟成がされてます・・・。この違いは
非常に大きいと思いますが、日本未入荷で手に入りません!!・・・。
なので今回はこの「スブソルム」を試してみようという事になりました。
受賞ワインとはボトルが違いますが、「ペトラ・バッラ」さんの片鱗は
窺い知れるのではないでしょうか?!、いざっ、オ~プンですぅ~~。

フレッシュなイチゴの香りが良い感じです。でも、ステンレスタンク
熟成なので重厚な複雑さやロースト香とかは無くて、フレッシュな
ピノ・ノワールでした~。
でもこのワイン、1000円程なのです!! ピノ・ノワール好きな
方はぜひ一度お試し下さい~~。 そしてこんな楽しいワインは
いかがですか~?「カフェ・スプリングバンク」へのご来店お待ち
しています~~。 よろしくお願いします~~。
2016年 04月 01日
アラスカ遠征BCスキーツアー!!(スキー滑走編③)
なので、ヴァルディーズでの記念すべき1本目の滑走
を目指して、Mt.ダイアモンド手前のクーロワールへと
向かっていったのであった!!・・・。
「Mt.ダイヤモンド編ですっ!!!」

3月のアラスカは、まだ昼の明るい時間が短い。大体朝は8:00
ぐらいにやっと明るくなり、日が落ちる夕方は5:00ぐらいだ。
日本と同じじゃないか?と思う人がいらっしゃると思うのだが、
ここは北極圏に近い北緯61度のアラスカの山の中なのである。
4月になれば、日が落ちる夕方が夜の10:00になるのである。
(アラスカでは太陽が頭の上に上がらず、西から~南~東へ
低いまま回って動くので、今日の写真はどれも少し暗い感じ
になってしまうのでした・・・・)
やっと晴れた快晴の青空を見て、ヴァルディーズでの初滑降
を妄想して胸を躍らせながら、朝食を食べて、BCスキー用意
をして、このセイナロッジの裏から続いている誰かのトレースを
辿って、山頂が突き出ている「Mt.ダイヤモンド」へと、登って
いったのであった・・・。

この日は、同じ時間にスタートした女の子3人のグループも一緒に
セカセカ頑張って登っているのに追いつかない!・・・。これは一体、
なぜだ?!・・・。 やはり足の長さのせいなのかっ?!・・・。
僕は何か悪い夢でも見ているのか?!・・・。

目の前から太陽の光が差してきて、山の陰影がクッキリと出て
来ると、絶景な程美しい景色がさらに険しく美しく映し出されて
きて、その景色に自分の存在や意識が解けていき、女の子に
追いつかないとか些細な事はどうでもよくなっていくのだった・・・。
そして、この平坦な氷河から突き出ているような針峰群!や、
これぞアラスカ!というような景色の、真っ只中に自分が居る
というシアワセの実感が全身に染み渡っていくのを感じられる
のだった。

そして僕達もそのトレースを辿って、どんどん氷河の奥へ奥へと
歩いていったのであった・・・。 僕達は今、この瞬間、夢の時間
の真っ只中にいるのであった・・・。

クーロワールへと吸い込まれるように消えていっていたのだった!
トレースの主が行くなら、僕たちもどこまでも追従していった・・・。
トレースの主が滑るなら、僕たちもそこへドロップ・インだ!!・・・。

果たして、どんなスキーヤー達なのだろうか?!・・・。
これが、ヴァルディーズでのスタンダードなのだろうか?!・・・。
僕達のヴァルディーズでの1本目から、超スティープになるのか?!
自問自答しながら、続いていくトレースを辿って行ったのだった・・・。

斜度は急になっていく・・・。 僕の拙いキックターンでは、もう
方向転換が出来なくなってきた程だった・・・。 それでもまだ、
トレースはジグを切りながら続いていたのだ!!・・・。なので、
アラスカに来るなら、パウダー滑走よりも、まずキックターンを
習得してから来い!という事実を、まだ未熟な僕の登攀能力に
突きつけられているような気がしていたのだった・・・。
そ、それでも、稜線のコルまで、もうあと少しだっ!・・・・。

&ボーダーが、今スグにでもドロップインしそうな勢いで、そこに
いた!! 聞くと、彼らはセイナロッジのキッチンで働いている
超ローカルだったのだ~。 どおりで、いきなり超スティープな
斜面に来てしまったと思った・・・。
そして彼らは、登ってきたクーロワールとは反対側の斜面へと
ドロップインして、一気にスピードに乗せて颯爽と滑って行って
しまったのであった~。 もうカッコ良すぎます・・・。

まで来たのだから、Mt.ダイヤモンドをバックに入れてスキー
画像を撮影しようと言う事になり、登ってきたクーロワールへ
ドロップ・イン!!
していったのであった~!!

これぞドリームラン!!という滑走になったのだった~!!
一体どれほどの労力をかけて、僕達はここにいるのだろう?
一体何万回のターンを繰り返せば、この滑走が出来るのだろう?
一体どれほどの情熱が繋がれば、この場所に辿り着けるのだろう?
僕たちには分からない・・・。 しかし、確実に僕達は、この時
まさに!、夢の瞬間の中に居た!!

ピーク・トゥ・ボトムで一気に下まで滑りきったのだった!!・・・。
滑り終えたボトムでは、たとえようも無い程の大きな達成感と、
湧き上がる満足感と、パウダーの快感が、重なって全身を貫き、
思わず「FOOOOOOOOOO!!」と叫んでしまったのだった~!!

ライディングはこれしか撮影できなかった・・・。 でも、NJさんも
テレマークスキーにも関わらず、このクーロワールの超急斜面を
ピーク・トゥ・ボトムで思いっきり滑って来られたのであった~!!
このクーロワールの斜面は、本当に素晴らしいパウダーだった。
僕たちがアラスカに来て、初めてのパウダーランだったのだが、
これぞアラスカ!!
と言わんばかりの最高のライディングが出来たのであった~。

その後は、また氷河の上を、クレバスなどに落ちないようにという
事で、登ってきたトレースを伝って帰っていったのだった・・・。
この、バックにMt.ダイヤモンドが輝いている景色が忘れられない。

滑りきったクーロワールの岩峰をバックに、この後今度は快適な
30°程の緩斜面のディープなパウダーの快楽を頂いていったの
であった~・・・。

この快楽に、僕たちの頭はさらにブチ抜かれていったのであった。
果たして僕たちは、この先大丈夫なのだろうか?!という不安で
さえ、イカれた僕たちの頭でも湧いてくるぐらいの夢心地の一瞬
なのであった・・・・。
とにかく!、ヴァルディーズでの1本目のBCスキーは、パウダーで
超スティープなクーロワールの滑走で、とんでもなく素晴らしい程の
滑走となってしまったのであった~・・・。 1本目からこんなスキー
になって、この後はどうなってしまうのだろうか?! ブチ抜かれて
大きな風穴が空いている僕たちの頭の中にも、一抹の不安?と
快感に酔ったようなフワフワした達成感が、グルグルと回っていた
のであった・・・・。

稼動していた、セイナロッジのキャットツアーのトレースをたどって
キャンパーまで帰っていった・・・。 そして、僕たちの目の前には!、
ヴァルディーズの象徴のような「ワーシントン・グレイシャー」氷河が
思いっきり見えていたのであった!・・・。 僕達の次のターゲットが
決まってしまったのだった・・・。
しかし、この日の格言は、
「アラスカのBCスキーツアーに行くなら、ホップターンよりも、
まはキックターンを覚えてから!」という事だった!!・・・。
これをに銘じて、これからのBCスキーを頑張ろうと思った・・・。
(ホップターンの事は、コチラからどうぞ・・・。→「HOP TURN」)
ヴァルディーズでの滑走編は、延々と続く~!!