2016年 04月 12日
春のミーティング・・・・。
なかなか重役役員のみなさんは、冬眠のような本格的な惰眠から
戻ってはきません・・・。マスターが帰ってきても、「あぁ~、帰って
きちゃったのね・・・・」なんて本音を言う始末・・・。
ですが、4月になって桜の花も咲いてきたら、やはり宴会の匂い
がしたのか、動き出してきました~。なので、この絶好の機会に
また恒例のミーティングを開いて頂きました~~。

「この冬の乗鞍高原の営業について」(お客さんが来ないと→僕達のお店が困る!)
「自然保護、環境問題について」(極北アラスカでも今年はメチャ暖かかったらしい!)
「広島G7外相会合始まった!」(安倍がまた「核は合憲」なんて言い出している?!)
「TPP最終交渉はどうなってるのだ?」(全て黒塗りの機密文書なんて意味あるか!)
「クリントンか?、トランプなのか?!」(大統領がトランプになったらちょっと怖い~。)
「バトミントン賭博問題で選手はどうなる?」(マスターも雰囲気は黒だけど大丈夫?)
「春はもちろん!花見の季節だぁ~!!」(サクラ~さくら~と言えばサケだ!酒っ!)
などなど・・・・。
どれもこれも地球規模の目が回るぐらい大変な問題?・・・・です・・・・。
(えっ?違う??・・・)
・・・・・・・、、、、、。
今週の14日(木)から~21日(木)まで、
「カフェ・スプリングバンク」は春休みです。

行ってしまいます・・・。 なので。タイヘン申し訳ありませんが、
今年も1週間の春休みを頂きます・・・。何かあれば、メールか
フェイスブックなどでご連絡下さい。よろしくお願いします~。

今年もまた、涸沢ヒュッテさんの小屋開け作業という特別な時間を
体験をさせて頂くことになりました。なのでブログ読者のみなさん!
もし涸沢に行かれるようでしたら、僕が掘り出した妄想をしながら
涸沢ヒュッテさんをご利用下さい~。 よろしくお願いします~~。
そして、もちろん!乗鞍にいらっしゃる時は「カフェ・スプリングバンク」
へご来店下さい~。 よろしくお願いします~~。!!
2016年 04月 11日
水芭蕉が咲いてきました~。@乗鞍高原。
乗鞍高原の下部にある「宮の原水芭蕉群生地」では、
もう、水芭蕉の一番手の花が出てきています~!!

雪融けが進んできて、やっと水芭蕉が咲く湿地帯にも水が
入ってきていて、水芭蕉が出てきました・・・。でも、まだまだ
やっと最初の花が出てきたところなので、これからですね~。

水芭蕉が咲き始めます。現在のところ、乗鞍高原ではこの
「宮の原」と「一之瀬園地」の一番奥だけで咲き始めてます。
今、水芭蕉を見たい方は、ここが良いと思います~~。

あまり先っぽが焦げてしまっていません。これからどんどんと
白くてキレイなのが出てくると思いますので、楽しみです~!
乗鞍高原では、これから水芭蕉の白い花がど~んどん咲いて
きます!! ぜひこの可憐な水芭蕉を見に来てください~~。
ゴールデンウィークには、水芭蕉ガイドツアーも催行されます。
よろしくお願いします~~。 そして!、水芭蕉を楽しんだ後は、
「カフェ・スプリングバンク」へのご来店をお待ちしています~~。
2016年 04月 10日
アラスカ遠征BCスキーツアー!!(スキー滑走編⑤)
しかし、人がスキー板を足に履いたからと言って、簡単に
自由が手に入るワケでは無い。そこには、日常的努力から
始まり、スキー場での何千何万回ものターンを繰り返して
時間を犠牲にした末に辿り着ける、一瞬の自由の存在が
確かにあるのだ。
そして、山の中での孤独に耐え、恐怖を乗り越え、悲鳴を
上げる足の筋肉と腹の中のエナジーを燃やして流れる汗
を振り絞り、辿り着いた崖のような山頂のさらにその先に
僕たちの一瞬の自由が存在するのだ!!
今回は、僕が9年前にこのヴァルディーズに来てスキーを
した時、初めて見た時から僕の心を鷲掴みにされる程魅了
されてしまった山「パイソン峰」の登頂&スキー滑走だ!!

この、美しく空へと突き上る、特徴的な双耳峰、「パイソン峰」。
9年前から僕は、もう一度ここへ滑りに来る事が出来たなら、
その時は、この「パイソン峰」の山頂へ登り、山頂からスキー
滑降してやろう!と思っていた。そして、ここに辿り着くまでの
そして今回、このヴァルディーズでのスティ-プ&ディープな
足慣らしも大体終わり、満を持してこの「パイソン峰」へと挑戦
してみたのであった!!・・・。

一歩ずつ夢へ向かって進んでいく。 これまでの僕の9年間が
ここ、この瞬間へと続いていた気がする。 全ての経験がこの
アラスカの山へと繋がっていたのを実感していた。

約45°程の超急斜面を一気にシールでジグを切って登って行く。
ここには、最近の電子テクノロジーもスマートフォンも何も無い・・・。
頼れるのは、お互いに絶大な信頼を寄せるパートナーと、自分の
技術と経験と勘だけだ。危険な冬山の中に居ながらこの極上に
シンプルな感覚が、ギリギリな行動の中で心地イイ。

少しだ・・・。 これで僕達は山頂まで登れるのか?! そして
この超急斜面をピーク・トゥ・ボトムで滑る事は出来るのか?!
自問自答を繰り返しながら、自分たちの限界を見極めながら、
キックターンを延々と繰り返して標高を稼いでいった。

スキー板を使って通れるように切り出し、何とか越えていった。

諦めて、登攀装備をアイゼンとピッケルに交換。風も抜けていく
のでジャケットを着込んで、山頂へと一歩ずつ詰めて行った・・・。

入る。 山頂が目の前まで近づいてきていて、ここまで来てやっと、
憧れていた「パイソン峰」に登れるような気がしてきたのだった・・・。
後はゆっくりとでも、アイゼンを蹴り込んでピッケルを差し込むのを
繰り返していくだけだ・・・。

足跡が遥か下方から続いているのが見えていた。
完璧なほど紺碧の青い空の彼方から、何かが感じられる?
傷ついた世界の上で僕達が貪っているのが自由なのか?
放っておいたら腐ってしまうこの身体を奮い立たせないのか?
壊れすぎた世界と縛られた社会で責任逃れて生きるだけか?
それでも僕達の自由はこの山頂にあると感じられるのか??

山頂の稜線に出て、もうあと数歩のところまで来た!・・・。この
ナイフリッジを越えて向こう側に出れば、僕が9年間想ってきた
夢が現実となるのだ。
そして、
山の中では全てが生きるためへとシンプルになれる。
全てのチカラを山頂へと向かう事に注ぎ込むだけになる。
それが出来ることが、僕達の自由なのだと実感できる。
それが、とてつもなくシンプルで幸せだ。

なぜかとても静かで、風の音以外何も無く、歓喜の熱渦が
心の中に爆発的に湧き上がってきて、身体中を駆け抜けて
いったのだった!! 夢が半分叶った瞬間だ!!

その喜びを爆発させるように叫びながら、ピークを取れたことを
互いに喜び合った。
バックには、ワーシントン・グレイシャーが、まるで僕達の登攀を
嘲笑うかのように大きく見えていた。 この日もまた素晴らしい
山岳景色なのであった!

ヨーロッパを濃縮してここに置いたというような感じであった!!

ドロップインが始まる!! ボトムはNJさんのテレマークブーツの
つま先の下に見えるぐらいの超急斜面だ!! 滑降の用意をして
スキーブーツのバックルと止めたりしている時から、胸のドキドキが
止まらない・・・。が、誰かの言葉を借りると、「行くしかない!!」

ドロップインだ!!
(真ん中のラインからドロップインして滑り始めた僕が分かります?)

のでトラバースを入れたが、その後は約55°以上のパックされた
パウダーだった!! ボトムで強くターンをするとターンイン側の
手が斜面に引っかかってしまう程の超急斜面だった!!全神経
を集中させるアドレナリン全開のライディングだった!!

スピードが上がり、どんどん下へと落ちて行くように滑って行く事が
できたのであった~!!

ボトムまで一気に滑って行くことが出来たのであった!!まさに
アラスカでの、僕の一番のドリーム・ランとなったのであった!!

とてつもないシビれる程の達成感と安堵感が、全身を駆け抜けて
行ったのだった。
この瞬間、僕の夢がまたひとつ叶った瞬間だった!!!
そして、僕の夢は、この手の中に入った瞬間に、もの凄い
スピードで一気に過去へと飛び去って行ったのだった・・・。
夢は途方も無く儚いものなのだ・・・。

開放されたようにパウダーの浮遊感を楽しみながら思いっきり
滑っていったのであった。 突き抜ける程青空のスカイライン
に舞い上がるNJさんのスプレーが、僕たちの自由を表現して
くれているような気がしていた・・・・。
「人の生きる本当の価値は、おカネや肩書きなどではなく、
夢を追い求め一瞬一瞬を精一杯生きることにある。」とは、
冒険家である某人の言葉。 ならば僕達も、自分の生きる
価値や意味を、この2本のスキー板を使って、自分たちの
人生の価値を白い山の斜面に精一杯表現して生きたいと
思うのであった・・・・。僕達スキーヤーの自由は、その中に
あるのだ。
アラスカ遠征ツアーは、もう少し続く!
2016年 04月 09日
アラスカから帰ったら、アノお店・・・。
ぜひ!再び食べに行きたいと思っていました。
スキーヤーご用達のアノお店に!!
そう、かつ玄さんです!!

日本食を食べに行くとか、お蕎麦とか、ラーメンとか・・・、
いろいろあると思いますが、僕にとって長い海外旅行から
帰ったら食べに行きたいお店は、やはり「かつ玄」さん
なのでした~。
アラスカから帰ってからもいろいろと忙しかったのですが、
つい先日やっと!、久しぶりに、「かつ玄」さんに、食べに
いけたのでした~~。

しまっていたので、とんかつです・・・。 しかし、「かつ玄」さんは
とんかつ屋さんなので、もちろん!トンカツも絶品なのです!!
久しぶりに食べる「かつ玄」さんのトンカツは、クジューシーで、
いつもと変わらず最高でした~。
これで、やっとアラスカから帰ってきてのミッションも終了できた
気がしています・・・。 これからの春スキーのシーズンになり
ますが、これからも頑張って行きたいと思います~。みなさん
よろしくお願いします~~。 「カフェ・スプリンクバンク」への
ご来店もお待ちしています~~。
2016年 04月 08日
ワイン 395
カリフォルニアのピノ・ノワールの歴史!と言っても過言では
ない、幻の(?)ワインですっ!!・・・。
「シャローン・ヴィンヤード、ピノ・ノワール」1997年です!!

いて、カリフォルニアのロマネ・コンティと言われている「カレラ」
ワイン・カンパニーの対面にあります。創業はちょっと分りません
が、1900年代初期だと言われています。 この「シャローン」が
有名になったのは、1965年に銀行家だった「リチャード・グラフ」
さんがこのワイナリーを買収し醸造技師としてシャローンで働き
始めてからです。そして!あの1976年の「パリ・ジャッジメント」で
この「シャローン」のシャルドネ1974年」が、強豪なフランスワイン
を抑えて見事3位に入賞したのです!! これは今でも伝説です。
それ以降、90年代にはあのボルドーの1級「シャトー・ラフィット」
と提携して素晴らしいワインを造ってきて、その後2004年には
大手巨大メーカー「ディアジオ」が買収、そして2016年の2月に!
「フォーリー&ファミリー・ワインズ」が親会社になりました・・・。
「シャローン」はモントレー郡の独自の「シャローンAVA」にあり、
「カレラ」と同じ石灰質土壌で最高のピノ・ノワールやシャルドネが
植えられています。そして、ここのクローンはシャローン・クローン
と言われていて、ここから数々の若手ワインメーカーが修行をして
クローンを持って各地に巣立っていったらしいです。
僕はカリ・ピノ好きなので、これまでず~~っとこの「シャローン」の
ピノ・ノワールを探してきたのですが、全く手に入りませんでした。
が、今回!、K8がとある某所から入手してきてくれました~!!
僕がず~~っと飲んでみたかった「シャローン」、オ~プンです!!

香りが立ってきません・・・。あれ?ダメかな・・・、と思いながら飲んで
10分ぐらい経つと、甘い芳醇な香りが一気にグラスに広がりました!
イチゴジャム、あんこ(?)、マンゴージュースのような甘さと、鉄サビ、
ローリエ、古民家(?)のような複雑さがあり、とても美味しいです!
でも、ピークが過ぎてしまっているのか、ちょっと薄い感じでした・・・。
これで濃厚なら、最高のピノ・ノワールでした・・・・。
また一つ、僕の夢が叶ったピノ・ノワールでした~・・・。
こんなワインはいかがですか~? 「カフェ・スプリングバンク」への
ご来店お待ちしています~。 よろしくお願いします~~。
(ワインはご予約くださいね・・・・)